子供の歯科矯正の時期と費用はいくらかかる?医療費控除は受けられる?

      2017/02/26

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%e6%ad%af%e5%88%97%e7%9f%af%e6%ad%a3子供の歯並びが気になり、歯科矯正を行いました。ですが決心するまでは、いつから行えばいいのか、費用はいくらかかるのか、高額な医療費の医療費控除は受けられるのか?などの疑問が沢山あり、それらをまとめています。

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歯の矯正 子供が始める時期は?

現在小学5年の娘が歯の矯正治療を継続中です。
そんな私の経験上子供の歯の矯正のタイミングとしては、子供の成長に合わせて行うのが最も理想的です。

 

そのため個々によってスタートさせる時期にも差が出るようですが、目安としては上前歯2本が乳歯から永久歯に生え変わった時期からスタートさせるのが理想的のようです。

 

我が家でも娘の歯並びについて最初に指摘されたのは、幼稚園の年長さんの秋に行われた小学校入学前の健診でした。

 

近所の虫歯の治療で通っていた歯医者さんから矯正歯科医院を紹介してもらい初めてカウンセリングを受けたのは年長さんの冬でしたが、実際矯正治療がスタートしたのはそれから約2年後の小学2年生の3学期のことです。

 

矯正治療に入る前に精密検査を行いますが、それを見ながら歯医者さんが的確な矯正治療の方針を打ち出しつつスタートさせるタイミングを指示してくれるので、それに従うのがよいでしょう。

 

いずれにしても歯並びに違和感を感じたら、早めに矯正歯科のカウンセリングは一度受けておくのが得策です。永久歯が生えそろった思春期頃からスタートさせようとする方もいますが、永久歯が生えそろってからの矯正治療は場合によっては抜歯しての治療ということにもなり、子供の負担も大きくなりがちです。

 

矯正治療に入る前までに、虫歯の治療は済ませておいてください。また一度治療が始まると何年もかかり、長いお付き合いになりますので、カウンセリングを受ける際にもいくつかの歯科医院を訪れて、子供と相性の良い歯科医院を選ぶことも大切です。

歯の矯正 子供の費用はいくらかかる?

歯並びが悪くて、矯正を考えるにしても、歯列矯正は費用がいくらかかるのかの不安や、見た目の不安、さらに矯正中の痛みや違和感への不安など、さまざまな心配事がありますよね。

 

中でも、最初に思い浮かぶ心配事といえば費用面です。
子供の歯列矯正の費用はだいたいいくら、と一言でまとめることは困難です。

 

何歳から始めるのか、これからまだ永久歯が生えてくる場所が絡んでくるのか、抜く歯はあるのか、顎の成長に合わせてマウスピースを何度も作り替えなければならないのか、など、その費用を出すためには様々な状況を考慮しなければなりません。

 

しかも、虫歯の治療などとは違って、歯の矯正は保険がきかない自由診療と呼ばれるものになります。

 

これは、医療機関によって費用を自由に設定できますし、都心部の歯医者さんは高額になりがちですし、地方ですと低額に抑えられる場合もあります。治療方法も歯科医と患者さんとで選択していくので、どの治療方法を選ぶかにより大きく差がでてきます。

 

実際のところ、当方では矯正器具を作るのに1回20万前後かかり、通院の度に3000円(月2回~月1回)ほどかかります。
何度も矯正器具を作り替える必要のある治療であれば、その都度矯正器具の費用がかかるでしょうし、何年も通院するのであればその通院の度の費用もかかります。

 

また、歯の矯正費用がいくら、と見積もりに提示されていても、通院ごとの費用を合算して追加料金が発生しない歯医者さんと、見積もりの矯正費用とは別に、毎回診察費用がかかる歯医者さんがありますので、注意が必要です。

 

これらを考慮した場合、おおよそですが、通院ごの診察料も含めた、トータルでかかる子供の歯列矯正の費用は下記のようになるのではないでしょうか。

 

★軽い歯列矯正の場合
30万~50万★数年通院を見越した歯列矯正の場合(私はこの範囲です)
60万~100万(治療方法によっては150万までは覚悟が必要との事)

 

※もちろん、治療方法や選択する器具によってはもっと高額になることもあります。一般的に昔からある歯の表面に矯正器具が見えるタイプよりも、歯の裏側に見えないように装着する器具を選択すると高額になります。

 

とても高額ですよね。。。((+_+))
一般家庭において、ポンとなかなか出せません。悩むのは当然です。私も夫も相当悩みました。
欧米では歯列矯正は当たり前のように行っていますが、それは歯並びが良いかどうかで、ある程度の育ちや人となりを判断しる傾向があるからのようです。

 

日本では、そこまで歯並びで人を判断することはありませんが、都会に住む方やライフスタイルによっては、綺麗にこしたことはないのでしょうね。確かに歯並びで人生の選択肢の幅が狭まるなんてもったいないです。とはいえ、選択できる環境があってこそなのでしょうが。。。

 

いくつかの矯正歯科に相談してみて、相見積もりを取ってみましょうと言いたいところですが、初めの検査代も保険はききませんので、数万円は検査だけでかかります。

 

もっとも確実なのは、周囲のママ友や、矯正中のお子さんをお持ちの方からの情報を集めて、ある程度目星をつけた矯正歯科さん2つぐらいに絞って相談してみてはいかがでしょうか。
また、歯科矯正が出来るようになるまでに、数年待つ必要がある成長段階のお子さんの場合は、歯並びの悪さによる虫歯を防ぐ事が大切です。
今はいい歯磨き粉があり、一度お口に虫歯菌が入ってしまった子供でも、虫歯菌を減らしてくれるので歯科矯正までの間虫歯になりにくい環境を作ることができますよ。

子供の歯科矯正で医療費控除は受けられる?

高額になってしまう子供の歯科矯正、保険が適用されないのが悲しいところですが、医療費控除は受けられるのでしょうか?

 

医療費控除というのは、世帯主本人やその家族が一年間に10万円以上の医療費がかかった場合に、所得控除を受けれれる制度です。

 

5年前までさかのぼって申告できますので、病院から受け取る領収書は保管しておくに限ります。

 

ちなみに、子供の歯科矯正にかかった費用というのは、医療費控除が受けられる場合と、受けられない場合があります。

 

 

【医療費控除が受けられる場合】
・発達段階の成長の妨げにならないように行う歯列矯正
・かみ合わせ等機能面の改善【医療費控除が受けられない場合】
・美容目的、見た目の改善のためだけの歯科矯正

 

 

医療費控除を受けられる場合は、医師の診断書を確定申告で提出しますので、矯正歯科のカウンセリングを受ける際に、見積もりなどを提示されたら、同時にその治療が医療費控除を受けられるものなのかどうかを確認しておきましょう。

 

★医療費控除額=その年の医療費合計―保険金などから補填される額―10万円

★還付金の目安=上記で出た医療費控除額×所得税率

※所得税率は所得に応じて変わります
195万円以下:5%
195万を超え 330万円以下:10%
330万を超え 695万円以下:20%
695万を超え 900万円以下:23%
900万を超え 1800万円以下:33%
1800万円を超え 4000万円以下:40%
4000万円超:45%

まとめ

子供のためを思うと、歯列矯正は適切な時期に行ってあげたいものです。歯並びが悪い事によるコンプレックスだけでなく、かみ合わせが悪い事により柔らかい物しか好んで食べなくなったり、顎の発達に影響したり、結果として踏ん張りがきかず、場合によっては活躍できるスポーツの幅が限られてしまったりと、心配の種はいくらでもあります。ですが治療を行うには色んなハードルがあるため、一つ一つよく検討し、判断する必要があります。

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