小学校の家庭訪問は断れる?その断り方は?断る家庭の事情とは?

   

家庭訪問家庭訪問の時期になりましたね。家庭訪問ってそもそも断れるものなのでしょうか?小学校の家庭訪問が断れるのかどうか、断り方はどのようなものが良いのか?さらには、家庭訪問を断るご家庭の事情とは?をまとめています。

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小学校の家庭訪問は断れる?

家庭訪問となると、学校の先生がそれぞれの生徒の家庭に訪問し、日ごろの学習の仕方や、生活の様子などを保護者から聞いて回りますよね。

 

保護者によっては、この家庭訪問が嫌で、出来れば断りたいと思う方もいることでしょう。特に近年は個人へのプライバシー重視の風潮も高まり、家の中を見られたくないと感じている家庭も多いように思います。

 

では、そもそも、家庭訪問は強制なのでしょうか?家庭訪問を受ける義務はあるのでしょうか?それについてのヒントが文部科学省のサイトにありました。

それによりますと、文部科学省は、家庭訪問をどのような位置づけで必要としているのかが分かります。

【参考】 「家庭や地域社会の協力等を得るための意識的な取組」

1: 人権教育の指導計画、学習の過程、学習終了後等の段階で、児童生徒だけでなく、家庭に対して人権教育や人権意識に関しての意識や意向を調査し、常に家庭や地域社会の意向を踏まえ、反映させながら取り組むこと

2: 学校や行政機関による適切な連携のための協議を踏まえ、授業等において、保護者や地域の人材を活用したり、保護者参加型の授業を工夫すること。

3: 授業参観等の機会をとらえて人権に関する主題を取り上げたり、学年、学級懇談会等を人権教育に関わる内容で開催すること。

4: 人権教育の取組の様子や成果を、学校便り等を通して普段から保護者や地域社会の住民に伝え、学校の取組への理解を広めると共に、そのことを通して、人権を尊重しようとする意識を家庭や地域社会にも浸透させ、地域社会における人権感覚豊かな人間関係の形成を推進すること。

5: 家庭訪問などによって、児童生徒の家庭や地域での生活実態と生活実感を把握しておくこと(なお、その際はプライバシー等に配慮することが必要である)。

6: 地域の教育力と学校教育のネットワークを組んで「人権フェスタ」等の取組を行うなど、それぞれの立場で一人一人の子どもを見つめ育成する取組を推進すること。などが不可欠である。

引用元:文部科学省:教育:集中高校教育に関わる事関連

 

上記でご紹介しましたように、学校内の様子だけではなく、その児童の家庭環境や生活環境、周辺の環境などを身近な教師や学校が把握しておく事により、何か問題が発生した場合や、既に問題が把握できている場合に、より効果的な解決方法をつかめると考えている事が分かります。その一環として家庭訪問が位置付けられていますが、強制ではなくプライバシーへの配慮も考慮するようにと呼び掛けています。

 

これらのことから、家庭訪問を断りたいという場合には断る事が可能だと考えられます。家の中に入られたくない、見られたくないという父兄のプライバシーへの配慮からか?近年は玄関先での家庭訪問も本当に増えていますよね。

 

ですので、例えば児童虐待などの、本来は発見されなければならないような事を隠す意図のための家庭訪問拒否は勧められませんが、「家が汚れていて見られたくない」とか、「仕事を休めない」とか、「片親で余裕がない」とか、「経済的な貧困を見られたくない」など様々な個人的な理由によっても、家庭訪問を断る事は決して悪い事ではないようです。

 

ましてや、先生が前学年の際から持ち上がりの場合などは、一年前の家庭訪問を受けているでしょうし、個別の相談は個人懇談や、学校に行って行う事も可能でしょう。

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小学校家庭訪問の断り方

それでは、小学校を例に、家庭訪問を断りたい場合の断り方としてどのような形が望ましいのか?について考えていきます。
まず、前提として、昨年から先生が持ち上がりの場合や、少人数の小学校などの場合には、すでに家庭環境や住居、通学路などの情報が充分に学校で把握できている場合があります。

 

このような場合においては、学校側も「家庭訪問を希望しない家庭には事前に連絡ください」というお手紙が出ている事もあるでしょう。そのような場合には、連絡帳に一言「家庭訪問は希望しません」と記載するだけで大丈夫です。

 

ただ、このような条件がそろっていない場合、新しい先生になっている場合や、生徒数が多い小学校などの場合には、前の記事に記載したような理由で、学校側も家庭での様子や、周辺地域の確認、通学路の確認などを含め家庭訪問が有意義であると考えている場合が多いのも事実です。

 

その上で、家庭訪問を断る場合には、それなりの理由を記載する必要があると思います。
一例をあげますと、家庭内に、精神的に安定していない家族がいる場合などは、来客や先生の訪問に神経質になるのも致し方ないと一般的にも想像がつきます。

 

そんな場合には、

「ご自身(または同居の家族)が現在自宅療養中のため、来客には敏感になっている事情があり、家庭訪問を辞退させていただきたいと思います。可能であれば先生のお手すきの時間に学校に訪問いたしますので、どうぞよろしくお願いします。」

 

といったお手紙を学校に提出するか、連絡帳に記載するのがよいかと思います。また、お仕事を理由に断れる方もいることでしょう。お仕事の場合であっても、多くの父兄は仕事の都合をつけて家庭訪問を迎えているという事実を受け止めた上で、

 

「家庭訪問の期間に仕事の都合が折り合わず、どうしても時間を割く事ができませんので、今回は家庭訪問を辞退させてください」と記載することもできます。

 

なかなか、家の掃除ができていないので辞退させて下さいなどとは言えないものですよね。ですので、全てをありのまま伝える必要はないかと思います。そんな場合には、

 

「諸事情により、今年の家庭訪問は辞退させていただきたく存じます。お察しいただければ幸いです。」といったメッセージでも可能ではないでしょうか?折に触れ、学校や先生に会う機会があればその時に個人的な事情を話すというのもありかと思います。

断る家庭の事情とは?

402079さまざなな家庭が存在している事は、学校側も先生も意外にもよく理解しているものです。父兄がオープンにしていない諸事情も、子供から聞いていたり、子供の友達からなんとなく話を聞いていたりして、それなりに何か事情があるんだろうな・・・・と言った程度の事は理解している場合があります。

 

そんな中で、具体的に家庭訪問を辞退したり、断ったりしている家庭の事情とはどんなものがあるのでしょうか?

全ての方がこれらに当てはまる訳ではありませんが、実際に家庭訪問を断りたいと考えている保護者が抱えている事情というものを並べてみました。

 

・仕事が激務で学校の都合に合わせられない。
・経済的な困難を人に見られたくない。
・精神的な問題を抱えていて、家庭訪問のストレスに耐えられない。
・自宅療養中や介護中の同居家族への配慮
・諸事情により家庭内がゴタツイテいて、来訪に備えられない
・不登校中の児童がいて、先生の訪問が好ましいといえない

 

上記以外にもさらに多くの事情があることでしょう。
ですが、いづれも、家庭訪問がその家庭の穏やかな生活を脅かすものであってはならないので、これらの事情を学校側も汲み取ってしかるべきではないでしょうか?

 

あくまでも家庭訪問は児童と学校、家庭や周辺地域との連携が望ましい環境を築き上げるのに有効である場合に、推奨されるものです。そうでないのであれば家庭訪問を断る事じたい、決して失礼な事であるとは思えません。

まとめ

家庭訪問がいま現在難しいのであれば、望ましい状態や環境になった時に先生や学校側を迎え入れてはいかがでしょうか。でも、大前提として、子供にとって望ましい環境とは何なのか?という事を常に念頭に置いておきましょう。

先生や学校側に子供の周辺環境を承知しておいてもらう事は、けっしてマイナスではないと思います。むしろプラスの要素の方が多いはずです。可能であれば時間をとって、家庭訪問を辞退した本当の理由などもお伝えし、信頼関係を築いていけるのが最も望ましいでしょう。

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