墓参りの作法知ってますか?NGの行為と、墓参り代行はありなのか?

      2016/11/24

179893お墓参りは、小さいころから機会のあった者にとっては当たり前に行っている小さな作法が色々あります。ですが中にはお墓参りに行ったことのない方や、行った事はあっても意外と勘違いしている作法を行っている場合もあります。こちらの記事では、そんな墓参りの基本的な作法と、してはいけないNG行為、墓参りに行けない方が利用される墓参り代行についての考えをまとめています。

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墓参りの作法知っていますか?

墓参りって、地方によっても、宗派によっても微妙に作法が違っていたりします。

私の小さいころは遠く離れた九州の母方の墓参りに何度か行く機会がありましたが、毎回一族そろって、大量の花見弁当のようなお弁当を携えて墓地へ行き、お墓の納骨されている場所の石を開けて、ご先祖様の前でまるで花見のような宴会を行っていました。

お墓もいくつも石碑が立ち並んでおり、墓地面積は田舎の山の中ですし、何十坪?百坪以上?あったのかもしれません。ちなみに宗派は禅宗でした。

小さな私は、墓参りとは楽しいもの、にぎやかなもの、お墓は怖いところではなく、目には見えないけれどご先祖様に会える場所で、自分たち子孫が元気に楽しく過ごしているところを見せてあげる場所なんだ。と、とらえていたものです。

一方、大人になり都市近郊に住まうようになり、他界した自分の親のお墓はせいぜい1坪ほど。当然ながら、隣にも前後にも他家のお墓がありますので、墓の前で宴会などできようもありません。

それでも、機会があれば墓に赴いて近況報告をしたり、手を合わせて自分の心を落ち着かせたりするのにはとても良い習慣だと現在も感じています。

そこで、宗派や地方ごとの習慣があるのは承知で、大きくは外れることのない、お墓参りの作法を下記にまとめました。

【墓参りの基本作法】

■持ち物
線香とロウソクと着火道具(マッチ・ライター)
お供えの花(仏花である菊・故人の好きだった花)
お供え物(故人の好きだったものや、頂き物など)
数珠(若い方などはなくても構わないが、ある程度年齢のいったかたは持っているほうが◎)
掃除道具(雑巾・柄杓・手桶かバケツ・軍手・ゴミ袋)

■服装
普段着でよい。ただし初盆(他界して初めてのお盆)は礼服が好ましい。

■墓参りの手順
①お寺にお墓がある場合は、お墓に参る前に、寺の本殿に参拝してから故人の墓に向かいましょう。これは魂は本殿を通じた極楽浄土にすでにいるという思想からです。

②お墓の清掃
頻繁に墓参りが行われているお墓は綺麗ですが、年に一度、二度などであれば、たいてい雑草や木々が茂ってしまっていたり、花や線香を備える場所が汚れていたりします。雑草があれば取り除き、墓のチリやほこりも払うつもりで雑巾などで軽くふいてあげると、ご先祖様もあなたも気持ちよくなるものです。

③お供え物をそえる
花や、お供え物を綺麗になったお墓に備えましょう。

④ロウソクに火を付ける
ロウソクはもしも拘られるならば、一般的な洋ロウソクよりも和ロウソクのほうが消えにくく、火の形がまっすぐに上がり綺麗ですよ。もちろん、一般的なロウソクでもかまいません。

④線香に火をつける
線香は1本、2本ではなく、束ねて火をつけましょう。これは邪気を払う意味もありますので、もったいぶらずに、パスタの1人前よりちょっと少ないくらいを束ねて火を付けて、息を吹きかけずに、手で火を消して煙を出してから線香置き場に立てましょう。

⑤数人でお参りしている場合は、お墓にいる故人と縁が深い順序でお参りします。例えば、父が故人である場合は、故人の奥様→故人の長男→長男の嫁→長男の子供→次男→次男の嫁→次男の子供といったところでしょうか。
ここは長男の次は次男では?と疑問も浮かぶところですが、故人は血の濃さなど気にしていません、スムーズなお参りの為には縁の深い代表者の家族単位からで良いと思います。

⑥目を閉じて手を合わせ30秒
故人の冥福と、感謝の気持ち、近況報告などを心で語りかけます。

⑦片付け
お供えのお花は残しますが、食べ物などは鳥や動物などに荒らされてしまいますので、お墓に残さずに持ち帰りましょう。

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墓参りNGの行為は避けよう

こちらでは、意外と知らずにやってしまっている、お墓参りのNG行為をご紹介します。お墓参りの前にチェックしてうっかりやってしまわないようにしましょう。

【墓参りNG行為】

■清掃なしのお参り
いきなり線香をあげて手をあわせたふり?だけのお参りでは意味がありません。清掃は故人のいる世界とあなとのいる世界をつなぐ「ノック」のようなきっかけにもなるはず。可能な範囲でお墓をきれいにしてあげましょう。

■墓石に頭から水をかける
これは映像などでも普通にみかける気がしますが、実はNG行為です。「故人に冷や水を浴びせる」ことになりますし、墓石の痛みを早めますので、タオルや雑巾を濡らしてふく様にしましょう。

■食べ物を残していく
今の墓参りで、お供え物の食べ物を残していくのは完全にマナー違反です。カラスや獣に墓を荒らされてしまい、せっかく綺麗に清掃したお墓も残念なことになってしまいます。

■普段着でよいといっても・・
初盆=新盆以外は普段着での墓参りでもよいと言ったものの、マナー違反という訳ではありませんが、ピンヒールなどの履物は足元が危ないですし、何より多くの墓所は砂利が敷かれていたり、土で靴がかなり痛み、本人も歩きにくいので避けたほうがよいです。

■手桶の水を墓の周辺にまく
手桶に残った水は、定められた場所に排水しましょう。お墓は水が大敵です。故人の墓周辺の地面に撒いたりするのは避けましょう。

墓参り代行に頼むのは非常識か?

近年様々な代行業があり、家事代行などはごく一般的となりましたが、墓参りの代行業というものも大変普及してきています。

実際に、墓参りをしたくても地方などで遠く離れ、頻繁にお参りができないといったニーズをとらえてビジネスとして墓参り代行を行っている便利屋さんが多く存在するようですね。

これは私の私見ではありますが、名前が『墓参り代行』とあるために勘違いされがちですが、そもそも、墓参りとはそこに墓参りをしたいと思う本人が存在し、その本人が行うからこそ墓参りに意味があるのだと思います。

ですから、墓参り代行といっても、お金を支払い墓参りをしてもらって、墓参りを行った事になるのか?の問にはノーだと言えます。

ですが、すべてが無意味という事ではありません。「墓参り」=「そこにあなたの心が存在する事」であるならば無意味ですが、「墓参り」=「墓所の清掃や維持、管理」であるならば代行業は十分に依頼する価値があるかもしれません。

お年を召した方や、遠方に在住で、なかなか清掃しに行けず、墓が荒れ放題になっているのが気がかりになるくらいならば、「定期的に代理でお墓を清掃してもらい、花を供えてもらい、あなたは離れた場所で手を合わせ故人に想いを報告する」という形は十分にあなたの想いが故人に伝わるのではないでしょうか。

手を合わせる行為そのものを代理してもらう事に価値はないと感じますが、墓参りの一部分である掃除やお供えをしてもらうという事はあなたが故人の事を気にかけている事にもなりますから、墓の管理に困っていらっしゃるならば検討してみてはいかがでしょうか。

墓参り代行の金額は依頼先にもよりますし、代行してもらう内容にもよりますが、だいたい6000円から15000円くらいが多いようです。
代行してくれる内容は大半が、敷地の清掃と墓石の清掃、前後の写真撮影、花のお供え物、ロウソクやお線香のお供え物、お墓参りといったところです。

清掃を依頼するならば代行業はありですが、金額が高いので、お墓はあまり荒れておらず、お花だけでも供えたいという場合は、お墓の近くのお花屋さんに1か月に1回ほど季節の花を飾って貰って1ヶ月に3,000円などと、条件を話して交渉してみるのはいかがでしょうか。

荒れ放題の墓地では無理でしょうが、比較的綺麗にされている墓地であれば、小さな雑草程度なら花を供えるついでに抜いてくれるのではないでしょうか。私が花屋なら、花と故人が喜ぶように抜かずにはいられません・・・(^_-)-☆

ちなみに、私の実家は母が毎月墓参りに行くので、墓に雑草が生える事がめったにありません。方や義理の実家は年に一度のお参りで墓の周辺は雑草で埋め尽くされてしまっています。常に綺麗に保ちたいのであればひと月に一度の代理依頼を行えば、お墓は綺麗な状態を保てると思います。

墓参りのまとめ

意外と知らなかった墓参りの作法はありましたか?お墓参りの予定があるなら、参考にしてくださいね。墓参りは不思議なもので、とても気持ちがよくなるものです。ご先祖様、故人に喜んでもらえるように嬉しい報告ができるといいですね!

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