荘川の蕎麦正で人生辞めさせられそうに

   

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久しぶりに美味しい蕎麦に出会いました。岐阜県のそばの里『荘川』にある『蕎麦正』さん。店に入る前に「人生辞めさせられそう」にもなったエピソードをご紹介します^_^

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荘川のうまい?そば屋はどこか

家族のレジャーに、世界遺産の白川郷をめざし、車中泊を決行し、ベストな条件であった道の駅『桜の郷 荘川』を停車場所に決めました。

 

夜は簡単自炊でカレーを食し、朝は冷たくなった
御飯を温めたカレーに放り込んで、にわかカレーリゾットに。

 

これはこれで、美味しいし家族みな満足してたのですが、やはり二食続けてのカレーは、贅沢な胃袋を持つ日本人としては満たされず…。

 

せっかく蕎麦の里と呼ばれている荘川なのですから、そばを食べておこうと。道の駅でもたべれますが、気分的に別の場所で食べたい。

 

近くを車で散策すると、目を奪われるほどの巨大な
水車が現れて、吸い込まれるように近付いてみる。
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5連もある巨大水車と、白花が咲き誇っている蕎麦畑を写真に収めてから周囲を見てみるとと、どうやら蕎麦屋さんみたい。

 

入ってみようか?シチュエーションは悪くないし、景色も良さそう。味は分からないけど雰囲気は良いぞ^_^

 

けれど時間は朝8時前。店は準備中の看板。
そりゃそうだね。蕎麦屋が開店するには朝早すぎます。
じゃあまずは朝一で白川郷の散策を終えてから、帰路の昼食に蕎麦を食べに来よう、と意見がまとまる。




白川郷でのノスタルジックな散策を堪能し、帰路の荘川の蕎麦屋を目指しながら、

 

・美味い蕎麦屋が水車を建てるか?
・美味い蕎麦屋があんな巨大な水車が必要か?
・巨大な水車をモニュメントに出来る程に儲かるのか?

 

なんて話題で車内が盛り上がり…。

 

・美味い中華屋で綺麗な店にあった事ない
とか
・味にこだわってたら外観は二の次、三の次だ
とか

 

ごめんなさいm(__)m 食べてもいないのに・・・
根拠のない、でも自信に満ちた経験談をくり広げて、結局、巨大な5連水車のある蕎麦屋ではなく、地味そうな蕎麦屋に入ってみることに。

 

そこが『蕎麦正』さんでした。

荘川そばの蕎麦正食べてみた♪

時間は午前11時半ぐらいでしょうか。
入り口にはすでにウェイティングリストが・・・。
ファイル 2016-08-16 9 56 11

「いらっっしゃい~名前書いてって」
と店のご主人らしき人が声をかけてくれました。

 

夫は名前を書いて、外の喫煙場所の灰皿のところで一服していると、ご主人から

 

「お待たせしました~○○さんどうぞ~」と声をかけられ、
慌てて夫はたばこの火を消して店内に向かおうとすると、

 

ご主人「なんや~たばこ辞めんのか?」

 

夫「なかなか辞めれないんですよ~(*_*;」

 

ご主人「辞められんのやったら、人生辞めてしまえ~」

|д゚)






|д゚)エ?

ビックリした・・・

 

店の前に灰皿置いてあるのに、たばこ吸ってる事を責められるかのような質問にも驚いたけけれど、その後の一言にもびっくり~

 

いや、確かにこのご時世、喫煙族に向けられる目は厳しい事は承知の上ですが、「人生辞めてしまえ~」と初対面の、自分の店に来た客に言えてしまう、そのキャラクターに驚いた。

 

ただ単に、客との距離を縮めるためのジョークなのか、それとも、蕎麦の微妙な香りを感じ取ることができなくなる喫煙を、食後ではなく、まだ食べる前に吸っていた事に対しての物言いだったのかもしれない。

 

どちらにしても、食べてもいないのに、ここの蕎麦は上手いに違いない!と何故か感じてしまった。

 

グルメも旅も、味そのものや観光地の素晴らしい景観だけではなく、そこで出会うエピソードなんかがすごく重要なスパイスになるものです。

 

普段はありえない出来事に出会えたり、人との触れ合いや、会話のキャッチボールそのものが味に反映されたり、旅の感想に影響を及ぼすものだと思います。

 

そんな意味では、この蕎麦正のご主人は本人自らがある意味商品化していると感じるほどのキャラクターでした。

 

メニューはざるそばしかなく、至ってシンプルなものしかありません。我が家は3人盛りを家族で頂くことに。

 

「まずは塩をかけて食べて」と説明され、
すごい拘ってるな~と、言われるがままに塩を振る。

 

娘いわく、「塩をかけると蕎麦の味が濃くなるね~♪」だと。
季節的には名物の蕎麦の季節ではありませんが、もともとうどん派の我が家家族全員、一口二口食べて

 

『おいしぃねぇ~』と感心しきり・・・グルメレポは出来ませんが、とにかくおいしい・・・。

 

確かにとても美味しかった!
細い蕎麦の触感とのど越し、天然わさびの鼻に抜ける感じ、そば茶も、食後に頂く蕎麦湯も、申し分なく、大変シンプルに蕎麦のおいしさを堪能する事ができました(^_-)-☆

 

まだまだ壮年ですから、夫には人生辞めてもらうわけにはいきませんが、「たばこを吸わずにこの味を食べてほしい」とご主人は思ったのでしょう。そう解釈できるうまさでした。

 

蕎麦正のご主人は名物だったの?

そんな、行って良かった、食べて良かったと満足しきりの我が家は、帰路につきながらそば街道について、荘川のそばについていろいろ話しながら、スマホでも口コミチェックなんてしていました。

 

・・・あ、これは普通は行く前にするものなのよね。行く前に検索する事は思いつかず、感性の赴くままに蕎麦屋を選びましたが、後から口コミチェックしていると、どうやら蕎麦正のご主人は名物おじさんなんだそう(^^)/

 

蕎麦の話をしだすと止まらないそうで、なんだ~もっと話しかけて色々教えてもらったらよかったなぁとちょっと後悔。

 

でも、次に荘川に行く時も間違いなく再訪させていただきます。今度は不可能とされた移植を可能にした奇跡の桜、荘川桜の桜開花時期に来たいと思います!

 

★荘川 手打ちそば処 蕎麦正★

【住所】岐阜県高山市荘川町牧戸160-1
【TEL】05769-2-2234
【営業時間】午前11時~売切次第終了
【定休日】木曜日
【駐車場】40台

荘川そばの蕎麦正行ってみたまとめ

そばの里荘川はそば街道となっていて、多くの蕎麦屋が存在します。それぞれにこだわりを持って地元の蕎麦を使い美味しいそばを提供してくれていますが、小さな子供がいる場合のお勧めの店と、大人で行く場合のお勧めでは変わってくるでしょう。
今回おじゃました蕎麦正さんは、大人はまず大満足。子供は小学生以上なら蕎麦のうまさが分かるかも?幼児向けのメニューや、蕎麦以外のメニューはないので、そばが食べられない子供がいる場合にはそば以外のメニューがある店が良いかもしれません(^^)/

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