神社初詣の参拝作法は?お寺との違いは?おみくじの作法は?
初詣ともなると、多くの方がお寺や神社にお参りに行きます。そこで、こちらの記事では神社での初詣の作法、お寺での作法やおみくじを引く作法等をまとめています。初詣に行く前にチェックしておきましょう。
神社初詣の参拝作法は?
神社での初詣の参拝方法、作法というのは、そんなに厳しくはありません。参拝の順序というのもあまり難しく考える必要はなく、それぞれ自由にお詣りしてよいものです。
★ただ、一点だけ大切なポイントがあります。
それは、神社仏閣は清浄な状態を大変に重んじるので、境内に入ったら一番初めに手を清めましょう。ついでに口もゆすぐと良いです。その後は自由に回りましょう。参考までに、下記に初詣でよくある行為の参拝手順をご紹介します。
①手水で手を清める
②口をゆすぐ(くれぐれも柄杓に直接口をつけないで、一旦左手に水を受けてそれを口に含みましょう)
③御祈祷を受ける場合は参拝前
(これは、祈祷中に拝礼があるのが通例なので)
④参拝する「二拝二拍手一拝」
※出雲大社や伊勢神宮、宇佐神宮、弥彦神社などの古社は四柏手行います。
⑤古いお札を収める
⑥授与所に立ち寄り、新しいお札を受け取る、お願い事の絵馬を納める、お守りを買う、おみくじを引く。
(授与所に行くのは、参拝が済んでからの方が礼儀がよいので、参拝もせずに、お守りやお札を購入するのは辞めましょう)
この中にある、⑤の古いお札を収めるというのは、新しいお札を受け取るという行為とセットになりますので、地域の習慣によっては、初詣の際にではなく、旧年中に新旧のお札を交換する地域もあり、旧年中が正しい、新年が正しいというものでもなく、古いお札と新しいお札を取り間違えないようにし、まずは古いお札を収め、その後新しいお札を受けて持ち帰るようにしましょう。
お寺初詣の参拝作法は?
次はお寺に初詣に行く際の参拝作法をご紹介します。
こちらでも身を清めるというのは神社と共通の行為ですので、境内に入ったらまず最初に、手や口を清めましょう。
①手水で手を清める
②口をゆすぐ(くれぐれも柄杓に直接口をつけないで、一旦左手に水を受けてそれを口に含みましょう)
③鐘をつく(一般の人も鐘がつけるお寺であれば参拝前に、仏様への挨拶として鐘をつきます。ない場合は省略しましょう)
④お線香をあげる
※他の人の点けたロウソクから火を点けると、その人の業を受け取ってしまうので、避けましょう。
⑤参拝する(お賽銭を入れてからご本尊に向かい静かに合掌して祈る)※二拝二拍手一拝は神社のみです。お寺は静かに祈りましょう。
初詣の作法 おみくじの正しい引き方
上記では、神社やお寺に初詣に出かけた際の参拝作法をご紹介しましたが、次に大抵の方がする おみくじの正しい引き方をご紹介しておきます。
まずは、お寺であろうと、神社であろうと、手や口を清めて、お詣りを済ませた後に、おみくじを引くことが大切です。
参拝も済んでいないのに引いたおみくじでは、神様からの正しいメッセージが受け取れません。
そして、おみくじを引くときには心を落ち着かせて、神様や仏様からアドバイスを貰いたいと思っている悩み事や、気になる事を出来るだけ具体的に思い浮かべてから引きましょう。
そして、開いたおみくじがたとえ大吉であっても、凶であっても、そこに書かれている事は、あなたへのメッセージ、励ましや戒めであると心得て、占いのように一喜一憂するものではなく、何かの時には見直せるようにすればよいものです。
けっして、今が幸運の絶頂期だとか、最も悪い運勢だ。と判断するものではなく、生活の中で気を付けておいた方がよいものや、慎重に物事を勧めましょうといったアドバイスなのです。
ですので、たとえ大吉であっても努力を怠れば災難は降りかかりますし、凶であっても、用心し自分をかえりみて努力すれば、大難を小難にすることが出来、ご加護を受けられるというものです。
引いたおみくじは、基本的に持ち帰って大丈夫です。持ち歩いても良いですし、何かあった際に見直すのも効果的。ただし、凶などのお札を持っているのが気になるという場合のみ、寺社に用意されている、おみくじを結ぶ場所に結ぶとよいですよ!
まとめ
神社やお寺に初詣に行く際の参拝作法、マナーをまとめましたが、あまりガチガチに考えず、基本は清めてから参拝し、神仏を敬う気持ちを忘れずに、新年の抱負を宣言したり、感謝の気持ちを伝える事で、気持ち良い一年がスタートできます。是非素晴らしい一年をお過ごしくださいね!