自由研究に水耕栽培で野菜を育てる手作りキットと観察方法
野菜の水耕栽培を自由研究に取り入れてみませんか?家にある材料で出来る簡単で、お手軽な手作りの方法をご紹介しています。自由研究の観察方法やどのような研究にするのか?などのヒントもまとめています。
自由研究に水耕栽培で野菜を育てよう!
お子さんの自由研究に植物を育てるというのは、食育にも情操教育にもとても良いものです。
お子さんの苦手な野菜でも、自分が育てていた野菜となると、何故が食べれてしまうという恩恵もたまに?あります(^_-)-☆
野菜を育てる方法は、庭があれば小さな家庭菜園の畑を作ってもいいですし、マンションなどのベランダでも育てられますが、中には土を使いたくない、野菜を育てた後の土の後始末に困るというご家庭もあることでしょう。
そんな場合には、水耕栽培という選択肢があります。
野菜は、土から必要な栄養素を取り込んで大きく育ちますが、その必要な栄養素を肥料として水に溶かしこみ、水が腐らないようにさえ管理してやれば、手軽に日当たりの良い室内で野菜を育てる事ができるんです♪
水耕栽培なら、リビングやダイニングのいつも目の届く場所で栽培が出来るので、お子さんでも日々の観察を続けやすく、収穫した野菜達で、小さな収穫祭を行って食卓を彩る楽しみもあり、さらには小さな観葉植物がわりにもなりインテリアとして楽しむ事もできますね!
水耕栽培にチャレンジするには、
・水が張れる容器
・植物が根を張れる培地
・栄養となる肥料
・日光や蛍光灯の光
これらを用意してあげるだけで実践ができます♪
もっとも手軽な物ですと、水耕栽培用の小さなキットがあり、初心者でも簡単に始める事ができますね!
★水耕栽培の手軽なキット★
でも、自由研究の後は継続して野菜の栽培をしないよ、というご家庭の場合には、キットを買ってしまうと置き場に困るかもしれません。そんな場合には、どこの家庭でもある材料で簡単に水耕栽培にチャレンジする方法もあります。
次の記事では、水耕栽培のキットを手作りする方法をご紹介しています。
自由研究:水耕栽培野菜作りの手作りキット
とても簡単で、一番手軽に始められる手作りの水耕栽培の方法をご紹介します。
【用意するもの】
・500mlペットボトル1本
・食器洗い用スポンジ1個
・飾りテープ
・ペットボトルフォルダー
【作り方】
①ペットボトルを上から数センチのところで丸く切ります。
②ペットボトルの直径に合わせて、食器洗い用のウレタンスポンジに円を描いてから、スポンジを丸くカットします。
②丸く切ったスポンジに、野菜の苗を挟む切込みを入れます。
③ペットボトルの丸く切った上部にスポンジがハマるかチェック!
④ペットボトルの切り口をマスキングテープなどの装飾テープで巻き付ける
⑤ペットボトルに液肥の入った水を入れます。
⑥スポンジにカイワレ大根や三つ葉、水菜やクレソンなどの葉物野菜の苗を挟んで、ペットボトルにセット。
⑦液肥に直接光が当たると藻が発生したりするので、暗くするためにアルミホイルをまくか、ペットボトルフォルダーをかぶせる。
以上だけです!!
本当に手軽に出来るので、ちょっとあると嬉しい野菜なんかを育ててみてはいかがでしょう♪
オススメは、セリやパセリ、ミニセロリやクレソンなどです。
もちろん、水耕栽培では多種多様な葉物が育てられますので、好みの野菜にチャレンジしてみるのもいいですね。
自由研究に水耕栽培の観察方法
水耕栽培で育てている野菜の観察日記をつけるだけでも自由研究になるでしょうが、植物が育つために必要な条件を色々と変えてみると面白いのではないでしょうか!
上記でご紹介したペットボトルを使った栽培なら、いくつか作ってみて、同じ肥料で屋外の光がサンサンと当たる場所、室内の窓際や薄暗い場所などに置いて、成長の違いを比べてみたり、同じ場所に並べるならば、肥料の濃度を変えてみて変化を観察してもいいかもしれません。
極端に蛍光灯などの電灯の光だけで育つのかどうか?といった観察も面白いですね!
植物を種から育てる場合は、水耕栽培で育てる野菜の多くが発芽のためには光を遮断する必要があります。その場合は、濡れたスポンジの上に種を撒き、2,3日は蓋をして光を遮断しましょう。発芽が確認できたら光に当ててやることで、徒長することなく双葉がでてきます。
発芽後、光に5日ほど当ててから、液肥の入った水耕栽培容器に移しましょう。それまでは植物のもつ養分で水だけで発芽し双葉が出ますよ!
まとめ
水耕栽培は葉物を育てるのが定番で、あまり失敗が少ないのですが、実はミニトマトなんかも水耕栽培で育てられます。種から育てるのは初心者には難しいですが、家庭菜園で育てているトマトのわき目をつみ、水に1週間つけていると根が茎から出てきますので、それを液肥の入った水耕栽培容器に移すことでも育てる事ができるんです。ただ、実を収穫するまでの期間が長いので、限られた期間で観察を終了させるには難しいです。葉物野菜なら1か月ほどで育ちますので、自由研究には丁度よいですね。目的にあわせて育てる野菜を変えてみましょう!