車アクセルからの異音の原因とCVTフルード劣化の対処後報告
2016/09/18
高速道路を走行していて、車のアクセル踏み込み時の異音にあれ?と気づきました。何とも表現しにくい電子音のようなウィーンという音。こちらの記事では、この異音の原因をディーラーで点検してもらい、その原因と対処方法、その対処後の変化を記録しています。
車アクセルからの異音は?
管理人は車はほぼ毎日乗っています。
なんせ地方ですから、下半身は車です。(*_*;
ただし、一般道の走行が主で、ほとんど40~50キロ程しかスピードを出す事がありません。
たまに遠出する際に高速道路を走る事があります。
この日も2か月ぶりくらいに高速道路にのりました。
すると、毎日乗っていて耳についたことのない異音を聞くことに・・・。
70~80キロ位から100キロまでの加速時に、
「ウィーン・・・・・」?
と言えば良いのか、
「シュイーン・・・・・・」?
と言えばよいのか、
何せ、高速加速時にのみ、アクセルを踏み込むのと連動するかのように電子音のような異音がしたのです。
アクセルをはなす、もしくは加速が終わり、一定のスピードに安定するとその異音は聞こえなくなるのですが、追い越し車線などに入り、加速して前の車を抜こうとするとやはり、「ウィーン・・・・・」という異音が。
ちなみに私の乗っている車は三菱のデリカD5で、もうすぐ8年になります。走行距離は8.5万キロぐらいでしょうか・・・。
半年ごとの点検はおこたらず、この日もつい1月前に点検を行ったところ。
ひとまず、異音以外は運転に支障はなかったので、安全運転を心がけながら(^^)/無事帰宅しました。
さっそく、ディーラーの営業時間内に連絡して車を見てもらいました。まだ買い替える気はありませんので、大切に乗りますからしっかり見てくださいね!
車アクセル異音の原因はCVT
点検作業は30分ほど待ったかな?
今回の点検はピットの中で行ったのではなく、実際に道路に出て、高速加速を行って異音のチェックをしていただきました。
高速道路走行時に異音がし、一般道で走っているだけではその音が出ないので、整備担当者は実際に高速道路に近い加速が可能な秘密の場所?に行きアクセル踏み込み時、高速加速時の異音をチェック。
すると、担当者も確かに電子音を聞くことができたようです。そして、その異音の診断は、
『CVTフルード劣化によるものの可能性があります』とのこと。
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CVTフルードって何ですか?
ってか、CVTは?
フルードは?
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(*_*;
私は運転は出来ても、車の構造は何ちゃ分かりません。
調べてみると、
★CVTとは?★
まず、CVTとはコンティニュアスリー・バリアブル・トランスミッションの略で、エンジンの回転をスピードやエンジンの回転速度に応じて、プーリーと金属ベルトを自動的に動かし、ギヤ比を連続的に切り替える機能を備えた変速機なんだそうです。
一昔前のMT(マニュアル・トランスミッション)は変速操作を自分で手動で1速→2速→と行いましたね。
これを、AT(オートマチック・トランスミッション)は機械がコンピューター制御で自動的に行ってくれるんです。
MTもATも共通するのは変速用のギア=歯車があること。
これに対して、CVTというのは歯車を使わずに、金属製のベルトと可動式のプーリと呼ばれる滑車を使用して、変速操作を行いますので、変則時の振動が無く、なめらかな変速が可能で、、無段変速機とも呼ばれています。
今の車はほとんど「オートマ」なんだと思っていたら、実のところ、今の車はCVTがほとんど多いんですね。その理由は燃費が良くなるから。
CVTはエンジンの燃焼効率が良い回転数をキープしたまま変速するので燃費が良くなるんだそうです。「オートマ」は
変速のたびにエンジン回転が上がったり下がったりすることでCVTよりも燃費性能が劣るようです。
★CVTフルードとは★
でもって、このCVTの滑らかな動きに欠かせないものが「CVTフルード」という『オイル』、『油』なんですね。
どうやら、私の車デリカD5の高速加速時の異音の原因は、CVTフルードの劣化によって、高速加速時にフルードにエア(空気)が噛みこんでいる可能性が高いとの事。
エンジンオイルの交換は意識的にしていましたが、CVTフルードの交換など考えた事もありませんでした。過去にいくつか乗った車でも交換した記憶はありません。
でも車はいろんな部品の集合体で、それらをつなぐ潤滑油は大切な存在なはず。CVTフルードなるものの劣化の原因と交換頻度についても調べてみる事に。
車のCVTフルード劣化の原因と対処後報告
★CVTフルードの劣化の原因は?★
CVTフルードの劣化について調べてみると、CVTフルードは主に下記の原因で劣化していくようです。
・走行時の熱による酸化
・添加剤の消耗、劣化
・金属摩耗粉、スラッジなどの混入
CVTフルードの劣化は異音を招くだけでなく、加速性能の低下や燃費の悪化にもつながるようで、交換しなくてもすぐに故障するというものではないものの、快適な運転のためには2年や2万kmごとなどに交換したほうがよい。
そうだったのね。以前乗っていた車の走行距離より確かに今の車のほうが乗っているし、8年もたてば十分すぎるほど交換時期過ぎてましたね・・・(*_*;
以上のような結果を踏まえて、まだまだ我が家の車には頑張ってもらわねばなりませんので、CVTフルードなるものを交換してもらうことにしました(^^)/
金額はディーラー価格で技術料込みの13,000円くらいでした。
★異音はCVTフルード交換直後に消える訳ではない★
CVTフルードなるものは、潤滑油のようなものでCVTが動作していくなかで、メカ全体に新しいオイルがまんべんなく充填されていきますので、フルードを交換したからと言って、即座に異音が消えるというものではないようです。
『数日乗ってから、異音についての様子を見てください』
とアドバイスをいただきました。
その後、1,2週間し、再度高速走行する機会が訪れましたので、加速時の異音のチェックをすることに。
すると・・・・
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まっっったく!
音がしなくなりました。
以前通りの加速時の力強い加速音はしますが、あの変な電子音のような「ウィーン・・・・」は消えたのです。
CVTフルードの劣化であんな音が出る事にも驚きましたが、本当にフルードの交換だけで、加速時の異音が明確に消えて快適走行になれた事にも驚きました。
大切な車ですので、今後も時々メンテナンスしてやらねばならないと感じています。
CVTは昨今のコンパクトカーなど数多くの車に標準搭載されている技術ですので、アクセル加速時の異音に気づかれた方はメンテナンスしてあげると良いかもしれませんよ。
まとめ
今回はたまたま気づいた、愛車のアクセル加速時の異音についての原因と、結果報告をまとめさせていただきました。同じ症状に悩まれている方への参考になれば幸いです。