43歳白内障の症状と思い当たる原因、手術の体験談。
白内障って高齢になってからなるものだと思っていませんか?夫が43歳で白内障になった時の症状と原因について考察し、手術の体験や、その後の経過、費用や保険などについてまとめています。
40代白内障の症状と原因
夫が白内障であることが分かったのは、2年も前の正月の帰省の時でした。高速道路を運転していた夫が「あれ?なんか目が見えにくい」と訴えたのです。
途中運転を変わり、目的地についたものの、やはり片目が見えにくいと訴えます。「ぼやけてる、霧がかかったみたい」と言っていました。
車通勤だったので、運転はいつものことなのに、突然見えにくくなったのか?と疑問に思いましたが、普段の見慣れた景色ではなく、行先の道路標示などを確認しながら運転する必要のある高速道路なので、気付けたのかもしれません。見えにくい状態は少し前からあったのでしょう。
世間は年末年始。
当然ながら眼科など開いていませんので、正月休みが明けるのを待ってから診察を受けることに。。。
結果は『白内障』・・・( ゚Д゚)
白内障ってもっと高齢になってからなるものだと思っていた私はビックリ。夫は当時まだ43歳でしたから。
現に母が70台で最近白内障の手術を行いましたし、義理の兄も手術を行いましたが、57歳でした。
どうして40そこそこで?と思いましたが、色々調べてみると、老化による白内障もあれば、目にストレスがかかり活性酸素により血液循環が悪くなり結果として目を患う事もあると分かりました。
白内障であることが分かった一年前には老眼になっていることも分かり、遠近両用の眼鏡をかけていたのですが、思えば急激に眼の加齢が進んでいたのかもしれません。
当時、夫は極度のストレスを抱えており、そのストレスから血流が滞り、首から肩、肩甲骨や腰、足のふくらはぎまで、体の背面がびっしりとこって、頻繁にマッサージに通っていましたし、何より目を酷使する仕事についていました。
さらに紫外線も白内障になるリスクが高い事が分かりましたが、釣りが趣味の夫は、早朝から夕方まで船釣りに出かける際にいつも帽子を持って行かず、サングラスも時折忘れていってたんです。相当量の紫外線を長時間浴びていたと思われます。
様々な要因が絡み合って、白内障になってしまったのだと思います。白内障になった要因が分かったところで、一度白く濁ってしまった水晶体は元にはもどりませんので、手術を行うしかありません。
眼科医には、年齢もまだ若いことから、点眼薬で暫く様子を見るように指導されたのですが、ズボラな夫は点眼薬を始めの2日間ほどしたものの、その後はいっさい自分ではささず、朝自宅では私が声をかけて目薬をさしていましたが、会社や帰宅後はまったくセルフケアをしないので、本当にこまりました。"(-""-)"
当然ながら白内障がよくなるはずもなく、白濁が進んで、いよいよ本当に片目でしか物が見れなくなったので、目の疲れは全身の疲労にもつながり、背中のコリや足のコリがひどくなりました。
結果的に白内障の手術は、初めて白内障であると診断されてから1年後になりました。
会社勤めって本当に大変ですね。なかなか通院にも時間を避けずに、手術する時期も仕事との折り合いをつけてから行っていましたので、今まで本当に頑張ってくれていたんだなぁと感謝しかありません。
『ありがとうね。ご苦労様です。
ちょっとばかし休んでね。』
さて、手術と聞くとドキドキしますが、幸い白内障手術経験者が身内に3人もいましたので、それぞれに話を聞くと、みな『すぐ終わるし、すぐ見えるようになる』と口をそろえます。
一番見えるようになったのが早い叔母は、手術後1週間でよく見えた。と言いますし、一番見えるようになるのに時間がかかった母は手術後1か月後だったとの事。
白内障手術をうけた体験談
夫の白内障手術は日帰り入院でした。今はどこもそうですね。
朝病院に入り、午前中に手術医が当日手術を受ける患者さんを順番に手術していくという流れで、一人当たりの手術時間は20~30分ほどだったと思います。
手術後は病室で安静にし、定期的に目薬をさしに看護婦さんが来てくれ、夕方には退院という流れです。
手術自体は、患者さんの家族も待合室のモニターで中継が見られて安心でした。
夫は麻酔をして手術室に入り、痛みはまったく感じなかったそうですが、モニターを見ていた私はドキドキでした。
黒目と白目の境目にメスを入れて、そこから小さな掃除機?のような器具で真っ白に濁った水晶体を吸い込んで取り除きます。
水晶体が綺麗になくなったところに、レンズを差し込んで、後はメスの後を縫合して終わりです。
文字で書くとそれだけなのですが、実際にはドキドキしながら手術の様子を見ていたので、20分が長く感じました。
ちなみに、中に入れるレンズは、遠いところが見えやすいレンズか、近いところが見えやすいレンズかを選ぶことができます。
夫は乱視もちの近視で、普段眼鏡をかけていますが、その上1年前に老眼にもなっていたので、近くが見えるレンズを選び、運転などには今まで通り眼鏡をかけて対応するようにしました。
金曜日に手術を行い、翌土曜日に経過観察の為通院、日曜日休んで、月曜日に会社に出勤しました。火曜日に通院があり、その後は1週間後、2週間後と通院して視力検査を行い問題なしとのことで、1か月ほどで病院通いはおわりました。
夫は2週間ぐらいして視力が安定してきたようです。
手術費用も3割負担の保険適用で、術後の通院や目の保護の為の眼鏡などを含めて6万円いかないくらいでした。(5万4,5千円くらい)
加入していた生命保険からも15万円くらい給付金がおりましたので、実質的には家計の金銭的負担はなく、逆に保険でプラスになりました。もちろん、保険金目当ての手術じゃありませんよ!
(※保険は加入している保険により、給付金額が違うと思いますので、ご自身の生命保険の給付条件を確認してみてくださいね。)
でも、プラスになった分は、また懲りずに夫が釣り竿を購入していましたが。。。((+_+))
サングラスちゃんとしようね!!
まとめ
白内障は加齢によるものであると思っている方が多いでしょうから、働き盛りの年齢で発症すると、我が家のように「え?パパもうそんな年?」と驚いたり不安になったりするかもしれません。
ですが、様々な要因により若くても白内障は発症します。今の白内障手術は設備も技術も高度に進化していますので、我が家のような地方にある、普通の眼科医院でも安心して手術を受けることが出来ました。
照明が眩しいとか、目がかすんだりぼやけると感じる場合は、点眼薬で白内障を治すことはできませんが、進行を遅らせることができますので、早めに眼科医に相談してみましょう。