幼児の花粉症は何科に行けばいいの?検査はどのように行うの?
2017/03/03
小さな子供が花粉症で目を真っ赤にしていたり、鼻水が止まらないでいるととっても苦しそうで、可哀そうになりますよね。では、幼児の花粉症っていったり何科で見てもらえばいいのでしょうか?検査をするならばどのように行うのか?についてまとめています。
幼児の花粉症は何科に行けばいいの?
近頃は本当に小さな幼児が花粉症で、マスクをしていたり、花粉ガード付の眼鏡をつけて幼稚園や、保育園に行っているのを見かけます。
3歳や4歳の幼児の花粉症の診断や治療は、皆さんどこの病院を受診しているのでしょうか?
これは、その症状が主にどこに出ているのか?をよく観察する必要がありますが、目がかゆいから眼科だとか、喉がかゆくてむずがっているから内科だとか、鼻水だから耳鼻科だとかという分け方よりも、まずは何に反応して、そのような症状が出ているのか?を判断してもらうのが先決です。
私の経験上、花粉症といっても、様々な花粉が飛び交っているので、いったい何の花粉に反応しているのか?は知っておいた方がよいと思います。
スギに反応しているのか、ヒノキなのか、またはハウスダストという可能性もありますよね?
これらのアレルゲンの要因が何なのか?は本人も家族も知っておくことで、今後の生活や園生活をおくるうえでも対策が取りやすくなったり、季節に突入する前に準備できることがあるものです。
ですので、まずは採血によるアレルギー検査を行ってくれる病院を受診されるのがいいかと思います。
街の小児科であっても、アレルギー科を併設している病院も増えていますし、ママ友に聞けばどこの先生がアレルギーに詳しいか?などといった情報をいち早く手に入れる事もできます。
耳鼻咽喉科であっても、先生によっては積極的にアレルギーに取り組んでいる先生もいますので、まずはお住いの近くでアレルギーに詳しい先生を探される事が先決です。ただ、一般的には耳鼻科の検査は血液検査というよりは、パッチテストなどで簡易的に済ませる場合が多いように感じられます。
ただ、ポイントとしては、幼児ですので、子供の扱いに慣れているかどうか?は重要な選択肢となりますので、中には子供に泣きわめかれることに慣れていない先生などは、幼児の検査を断るケースもあるので、アレルギーに詳しい小児科の先生がベストかもしれません。
我が家のケースでは、元々、ピーナツのアレルギ―の対応をしてもらっていた、アレルギー科を併設した小児科の先生に診てもらい、その診断結果を元に、より専門的な治療をするならこの耳鼻科へ行って下さいという紹介をしていただきました。
総合的に評判のよい総合病院が近くにあり、小児科も、アレルギー科も耳鼻科もあるという場合には、症例も多く扱っていますので安心かもしれませんが、重症でもない場合には、街のかかりつけ医よりは費用がかかる上、待ち時間が相当長い事を覚悟する必要があります。
いずれにしても、花粉症などのアレルギーは、すぐに良くなるというものではありませんので、花粉症の最盛期に治療するよりも、ひどくなる前に症状をコントロールしてあげる薬を処方してもらうことで、重症化することを防ぐ効果がありますので、もしかしたら?と思ったら、早め早めの受診がおすすめです。これは幼児も大人も同じです。
重要なポイントは、大人と違って、まだ小さな幼児ですので、幼児に使える薬や副作用などをきちんと理解して処方してくださる病院かどうか?です。その点において、まずはアレルギーに詳しい小児科という入り口がもっとも適していると思います。
幼児の花粉症検査はどのように行うの?
いざ、子供を小児科や耳鼻科、総合病院へつれていこうとすると、気になるのはどのような検査を行うのか?とういことですね。
花粉症というのは、一種のアレルギーですので、アレルギー検査を受けることになります。
もちろん、強制ではありませんので、どの物質にアレルギー反応が出るのか?を明確にして、その上で適切な治療をうけたいという場合には決断するひつようがります。
ただ、予防接種などでもまだ大きな声で泣いてしまう小さな子供がいるように、幼児にとってみれば、血液検査は大きな心の負担となるものでもあります。
花粉症アレルギーの症状の重さと、今後の対策をかんがみて、検査を受けた方がよいのかどうか、よく判断するようにしましょう。
アレルギーの検査は、主に下記のような種類で行われます。
★血液検査
・アレルギー体質であるのかどうか?が分かります。IgE抗体と好酸球の数値が高いとアレルギー体質であると判断できます。
・アレルギーの原因を特定する検査
★鼻汁中好酸球(びじゅうこうさんきゅう)検査
鼻みずの中にアレルギーの時に染み出てくる細胞の量を調べる検査。
★皮内テスト
予測されるアレルゲンや病原体の抗原を皮内に注射し、炎症反応などを皮膚反応から判定する検査。
アレルギーの検査というのは、一発の検査で「何が原因です」と即座に判断できるものは存在しません。
あくまでも疑わしいと思われるいくつかの原因物質に対して、血液反応が出るのかどうか?を見る事となりますので、保護者の方は、普段から幼児の症状を観察し、何月頃から発症し、どのような天気の日や、どんな時間帯に症状が重くなるのか?を見ておくようにしましょう。
このような観察を日記や手帳などに記録しておき、それを元に主治医の先生に相談されることで、原因物質の特定の手がかりとなり、可能性の高い原因を突き止める近道となります。
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まとめ
花粉症といえば、大人も多くの方が悩む国民病でもありますが、なかなか血液検査まで受けている方は少ないようですね。ただ、幼児はこの先同じ季節に、長くつらい症状に付き合わなくてはなりませんので、可能であるならば、原因をつきとめて早めの対策を取ってあげると、花粉の季節の乗り越え方がいち早く見に付くかもしれませんので、参考にしてみてくださいね。