ムカデ対策:庭と室内で出来る事のまとめ。百足油やナフタレンの効果は?

   

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ムカデその姿といい、その動きといい生理的に受け付けられない人が多い『ムカデ』ですが、雨が多く降る、湿った季節(6月~8月)になると多く見かけるようになります。この記事では、ムカデ(百足)が出没した際のご自身で出来る、庭や室内の対策方法やムカデ油の作り方やナフタレンの効果などについてまとめています。

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ムカデ(百足)の季節

ムカデをお庭やベランダで見かけるだけでもゾッとしますが、それが室内ともなればその恐怖は何十倍にもなります。落ち着いて座る事も、居眠りも出来なくなりますよね。

 

私も以前、築50年にもなる古い社宅に住んだことがあるのですが、廊下にムカデが出没し、恐ろしくて部屋からトイレに行くことが出来なくなった記憶があります(*_*;

 

ムカデが多く出没する古い日本家屋に住む友人は、寝ている間に嚙まれたり、天井からポトリと落ちてきたとか、足に触れてしまったりと、数多くの恐怖体験をしたそうです。

 

退治出来ればいいのですが、私もそうなのですが、怖すぎて直視できない、近寄れないっていう気持ちなので、直接バトルは厳しいのです。記事に写真を張るのもゴメンです・・・。だからイラストのみなんです~((+_+))
でも、子供がいると話は別です。母は強し!子供を守るためには退治や対策を講じなければなりません。そこで、少しでも効果のあるムカデ対策をまとめてみました。

ムカデ(百足)対策:庭の手入れ

ムカデは湿った暗いところが大好きです。だいたいプランターや植木鉢、置石などの下に潜んでおり、落ち葉や草丈の高い雑草の多く生えている場所で見かけますよね。

 

まずは家の周辺のムカデが潜みやすい場所を確認し、その場所を少しでもムカデが潜みにくくすることが先決です。薬剤散布をしても、ムカデがいくらでも湧いてくる環境であればイタチごっこになりますので、広いお庭では大変かもしれませんが、せめて家の周囲のを整える事から始めましょう。

 

■落ち葉の溜まっている場所
お庭に落ち葉が溜まっている場所があれば履きとって掃除をします。

 

■雑草の多く生えいている場所
草が多く茂ってる場所は草刈りをして綺麗にします。

 

■長く置きっぱなしの植木鉢やプランター
何か月も何年も同じ場所にプランターや植木鉢が置きっぱなしになっていませんか?植木鉢の下にはムカデだけでなく、ナメクジやゲジやヤスデなどの隠れ場所になっています。場所を移動させたり、鉢底を掃除したりしましょう。

 

■エアコン室外機周辺
エアコンの室外機の周辺にもよく出没しますので、室外機の周辺に溜まった落ち葉やゴミなどは取り除いておきましょう。室外機からのパイプと外壁の間に隙間があいているようなら、パテ等で埋めておきましょう。

 

■溝の定期的な掃除
家の敷地と道路の間に溝がありませんか?そこに落ち葉や雑草、ゴミなどが溜まって年がら年中湿った環境になっていませんか?もしもそうならその場所は害虫たちの格好の住みかとなっています。半年に一度づつくらいでいいので、溝を掃除して落ち葉などを取り除いておきましょう。

 

■薬剤散布
害虫駆除の薬剤を家の周りをグルッと1周するように散布しておきます。ムカデの出る季節は雨期でもありますので、一度散布してもすぐに雨で薬剤が薄まってしまいます。庭のムカデを家に寄せ付けないためにも1週間に一度散布できると効果が持続します。
ただし、害虫駆除の薬剤はペットや子供にとっても毒となりますので、小さいお子さんがいたり、ペットを飼っているお宅は注意が必要です。

 

■カレンソウ(蚊蓮草)や除虫菊を多く植える
ムカデが捕食しにくる他の虫を家の近くに寄せ付けない。
ムカデは肉食です。昆虫や小動物を捕まえて捕食するのですが、小さな虫からゴキブリや、バッタ、オオムカデならネズミでも捕まえて食べるほどです。ムカデを遠ざける為には、家の周辺に他の虫が近寄れないようにする事が結果的にムカデ対策となります。

 

薬剤散布もその一つですが、環境やペット、子供にも安心できる環境を提供しようと考えた場合には考えものですよね。
そんな場合には、家の周囲にカレンソウ(蚊蓮草)や除虫菊を多く植えてみてはいかがでしょうか。虫たちが嫌う、昆虫忌避成分が含まれる植物ですので、きちんと育てて根付かせると大きく育ち、小さな虫は寄り付けなくなります。時間と手間はかかりますが、お子さんやペットにも安心なので、ガーデニングの一環としてチャレンジしてみては!

ムカデ(百足)対策:室内で出来る事

ムカデは湿った温かいところが大好きで、夜行性です。その結果として深夜の家の中に入り込み、最悪の場合は布団の中にまで侵入してくるのです。彼らにとっては隙間を通り抜けて入れる、温かくて湿っている極上な場所に感じる事でしょう。。。

 

とにかく、家に入れない事が最も大切です!
隙間の多い昔の日本家屋では、あらゆるところに隙間があります。そのすべてを塞ぐことは難しいかもしれません。昔の家では畳をはがすと、その下は大きな隙間だらけの板があるだけで床下の地面が見えますし、壁も塗り壁が落ちているとその中は竹などを組んだ空間があるのみで、外壁との隙間も沢山あります。玄関の引き戸や窓すらも戸締りをしていても歪んで隙間が空いている事さえありますよね。

 

【古い日本家屋の場合】
・窓や玄関の隙間をチェックして立て付けを治しましょう。無理な場合隙間テープを。

 

・床下はほとんどの場合がすぐに地面となっているので、可能ならば畳を上げて畳の下に新聞紙等を一枚入れるだけでも侵入が減ります。板間の場合は隙間をパテで埋める。

 

・昔の日本家屋は天井もただ板がのっかっているだけで、屋根裏とツーツーであったりします。屋根裏からの侵入を防ぐには、下から天井を棒で押してみて、すぐに板が外れたり隙間が大きく空く箇所があれば補修したり、隙間を無くして固定するようにするしかありません。

 

・壁の隙間もチェック
壁にも隙間が空いていませんか?怪しいと感じる暗くて湿った場所があればその隙間も埋めるようにしましょう。

 

可能な限り、あらゆる隙間を塞ぎ、ムカデが侵入してこれないようにしましょう。古い日本家屋だけではなく、たとえ新築の家やマンションであっても意外とムカデが入ってくる事があります。

 

【新しい家やアパートマンションの場合】
・盲点となりがちなのが、エアコンのスリーブ穴や、換気扇の外壁についているダクト穴からの侵入です。
エアコンの穴に隙間があればパテで埋めましょう。
換気扇の外の穴にはネットをかぶせるなどの対策をとりましょう。玄関ドアの下のわずかな隙間からでも彼らはすり抜けて入ってきます。

 

【古い家屋、新しい家屋両方に共通すること】
・長い間使用していない水回りがある場合には、その排水溝にある臭い除けや、害虫除けの排水トラップの水が干上がっている場合があります。この水が干上がっていると下水からの害虫がいとも簡単に室内に入ってこれますので、必ず水を定期的に流してトラップの水が干上がらないようにしておきましょう。

 

・室内の環境もチェック
家の中に脱いだ服や靴下が置きっぱなしになっていませんか?ムカデはじめじめした温かい場所が大好きですので、最高の隠れ家になってしまいます。ムカデが頻繁に出没する家では絶対に脱ぎっぱなしは禁物です。

 

・除湿器を活用しよう
ムカデは乾燥が大嫌いです。今の除湿器の除湿能力はハイパワーです。雨の日の洗濯がエアコンを使用するよりもうんと早く乾くほど。ジメジメした室内があるようでしたら、除湿器も活用すると害虫除けになります。

ムカデが家に侵入してきた場合の対策は?

ムカデを家の中で見つけてしまったら、とにかくどんな手を使っても放置することだけは辞めましょう。怖くても気持ち悪くても、そのままにしておくほど一旦姿を消してもどこかにいるという恐怖から逃れる事は出来ません。

 

ムカデに噛まれて死亡するというのは世界を見ても稀な事ですが、噛まれるとえらく痛みます。深夜に温まった布団にももぐりこんできますので、必ず捕獲しましょう。

 

【ムカデの捕獲の仕方:潰さない!】
火箸やトングを用意して、直接手や短い箸では触らない。
ムカデをつぶすと物凄い悪臭が発生し、その匂いにつられて仲間がやってくるという、本当かどうかの確認すら難しい噂もあり、昔から熱湯の入ったバケツなどにムカデを放り込んで退治するのがセオリ―だそうです。そうすると臭いも出ずに退治できます。潰すのは最後の手段です。逃げられるよりは叩いて動きを止めるほうが大切です。可能ならトングでつまみましょう。

 

【ムカデで虫刺されの薬を作ってしまう】
ムカデを薬にして『ムカデ油』を作ってしまうという手もあります。昔からある民間療法ですが、ムカデは蜈蚣(ゴコウ)という生薬にもなり、薬にも使われるんです。
サラダオイルを入れた瓶にムカデを入れておくと、ムカデが死ぬまでの間に自らの毒を出しながらオイル漬になるのですが、どうやらこの毒が薬に変わるそうで、ムカデに噛まれた後に塗ると痛みが何時間も継続するものが数十分で収まるそうです。蜂に刺されたり、毛虫に刺されたりした際にもよく効くとの事。

・ムカデ油の作り方
食用油を2~3cm入れた空き瓶に、ムカデを見つけたらトングなどで捕まえて中に入れすぐに蓋をする。見つける度に入れておくと濃厚なムカデ油が完成します。中に入れたムカデは時間をかけて溶けていなくなります。何年も寝かしとくと虫刺されによく効く民間薬の完成です。

 

【ムカデが死ぬのも潰すのも見たくない場合】
直接退治したくない場合は、牛乳パックの空き容器を用意しておき、ムカデをつまんで入れて薬剤を入れてガムテープで蓋をしましょう。次の日には死んで動かなくなっているので、そのままゴミに捨てましょう。

 

【ムカデを凍らせて退治する】
ムカデを凍結させるスプレー
害虫を凍結させて殺す凍結系のスプレーもあります。上記でご紹介した熱湯につける、油につけてムカデ油を作る、牛乳パックに入れて蓋をする、凍結スプレーで凍らせて殺す。など、ご自身にあった退治方法をとるようにしましょう。

 

 

【ムカデが寄り付かないよう防虫剤を置く】
・ナフタレン
衣類の防虫剤として有名なナフタレンですが、ムカデ除けに効果があるという口コミも多くみかけます。ただ、一方気密性の高い現在の住まいで多く使用していると、子供などの体調が悪くなったり、吐き気などがあったという体験談も目にしますので、長く過ごす寝室やリビングなどでの使用は避けられた方が良いかもしれません。

 

【蚊帳を活用する】
ムカデが家の中に潜んでいるとおもうと、落ち着いて熟睡もできません。蚊帳は最後の手段と言えるかもしれませんが、床もすっぽりと包み込めるタイプの蚊帳で、安心して眠る事ができます。子供たちはけっこうこの空間が好きなんですけどね。

 

まとめ

ムカデは、私のみならず恐怖の体験をした事のある方が多い害虫ですね。出来れば目にしたくないものですが、可能な限り家の敷地に寄せ付けない事から始め、家の周囲を薬剤でバリア―し、家の外部からの隙間を塞ぎ、最後は室内にいつ現れても対処できるように捕殺道具を準備しておきましょう(^_-)-☆

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