台所や風呂のナメクジはどこから入ってくる?退治方法は?
2017/03/10
ナメクジくんはどこから入ってくるのでしょう・・・?ナメクジに悩まされている方にとっては重大な問題です。ナメクジと共存生活?している管理人の見解と退治方法をご紹介します。ナメクジくん画像が嫌いな方はご注意ください。
ナメクジはどこから入ってくるの?
普段は会社に勤め、特に庭いじりや土いじりもする事なく、衛生的な生活をおくっていると縁遠いナメクジですが、ひとたび家庭菜園などの土いじりをし始めると、必ず出くわす害虫?のナメクジ。
私は家庭菜園も行っていますし、畑も耕していますのでナメクジを見ても驚く事はありません。当たり前に周りにいますので・・・。
ですが、家の中は農家同然の住まいではなく、至って近代的な住まいのはずなので、家の中でナメクジを発見してしまうと、
一気に・・・・
ガーーーーーン・・・・(*_*;
とテンションが下がります。。。。。
ある時はキッチンの流しの壁に。
そしてまたある時はなぜか廊下に。
さらにある時はお風呂の浴槽の底に。。。。"(-""-)"
さすがに居室ではまだ出くわした事はありませんが、
中には築年数がたった住まいなら和室の畳の隙間から
現れると聞きます。
彼(ナメクジ)らはどこから来るのでしょう?
その謎は、彼らがどこに住み着いているのか?から始まります。
【室内にナメクジの産卵(孵化できる)場所がある】
まず、大前提として、ナメクジは夜行性です。
つまり明るい場所は嫌いという事。
そして、乾燥が嫌い。
つまり、暗くて湿度がある場所に潜んでいるという事です。
産卵じたいは、雄雌同体ですので、1匹でも卵を産む事が可能です。ただし、2匹以上で交配を行った方が産卵する卵の数や孵化出来る数が多いようです。
そして、卵は大抵長い間動かす事ない、置きっぱなしの植木鉢の底や、土の中からも見つかります。半透明の消臭ビーズのような物イメージしてみてください。それとほぼ相違ない卵が見つかるとナメクジの卵です。
室内に観葉植物などが多くある住まいや、湿度が高くて暗い場所がある家は室内でナメクジが繁殖できる環境があるという事ですね。残念ながら・・・。
【野菜について侵入して(持ち込んで)くる】
菜園をしていると分かりますが、レタスやリーフレタス、サニーレタス、キャベツや白菜などの葉物の野菜が大好きで、かなり食害されます。
完全無農薬で野菜を作っているかぎり、必ずと言っていいほど収穫すればくっついてきます(*_*;
先日の雨上がりの日にキャベツを収穫しに行くと、外葉の根元だけではなく、何枚も何枚も葉をはがしても、キャベツの根元付近に立派なナメクジが張り付いていました。1玉に6匹はいたかな?
サニーレタスは面白いくらいにナメクジが住み着いています。いえ、食べているのでしょう。ナメクジが定着していたらしい付近はレタスの葉も茶色くなりトロトロと腐敗しかかっています。
人間の食べる野菜だけでなく、落ち葉をかき上げると、大抵ダンゴムシやワラジムシ、ヤスデなるゲジゲジなんかと混じって、ナメクジも共存して見つかります。
無農薬の家庭菜園をしていなくても、スーパーで購入したレタスにナメクジが付いている事も実際にあります。私は驚きませんが、慣れない方はショックですよね(*_*; 分かります。。。私も初めはかなり寒気がしたものです。
野菜を洗っている時には気づかず、洗い流されて排水溝で一旦止められても、彼らは意外にも早く動くので、排水溝の側壁をヌルヌルとのぼって、家事が一段落した後で流しの壁なんかで見つかります。
【わずかな隙間からでも入ってきます】
ナメクジの生態はあまりよく分かっていないようですが、とにかく何でも食べると思っておいたほうが良さそうです。
カタツムリがブロック塀やコンクリートの塀を食べるのは貝を大きくする為に必要なカルシウムを摂取するためだそうです。同じ陸上貝類のナメクジも目立った貝こそない物の、その名残として背中に少し硬めの平たい貝状のものを背負っています。
一昔前の住宅などでは、キッチンの流しや、お風呂場がタイルで仕上げられている場合がありますね。(新しい家でもあえてオシャレにタイルで仕上げる場合もありますが)
タイルには目地をセメントで詰める必要がありますから、ナメクジにとっては、葉物の食材がなくとも、セメント部分が十分なご馳走ではないでしょうか。
キッチンやお風呂場に現れるナメクジは、付近の外部と接している窓の網戸の隙間やや換気口などの小さな隙間からでも入ってきます。
雨の日や雨上がりは活発に動けるので、行動範囲が広くなり、室内に侵入してくる事があります。
ナメクジ退治方法
ナメクジを退治したい人にとってみれば、とってもとってもキリがないと思われるほどに、湧いて出てくる害虫ナメクジ。
ホームセンターなどにもナメクジを退治する薬が売られています。私は有機農産物にも使用して大丈夫というナメトールという商品が気に入っています。雨に濡れる場所でも使えるので(^^♪
■ 殺虫剤 ■ナメトール(ナメクジ、カタツムリ用) 120g |
ただ、私のようにナメクジに出くわす数が半端ないという方はわざわざ購入する価値がありますが、頻度の少ない人は買っても大量に残るだけなので、別の手軽な方法で試してみましょう。
そんな場合は、ナメクジはどうも酵母が好きなようで、よく言われるように、ビールの臭いやお酒の臭いに引き付けられて集まってきます。(簡単にいえば発酵=腐敗したものが好きなのです)
リンゴや果物の皮なんかにも集まってきます。腐敗していく過程で酵母が出るのでしょうね。果物の皮ではバナナの皮が手軽でもっとも試しやすいかと思います。
ビールやお酒で試すなら、コップに数センチ注いでターゲットの場所においておいて、溺れさせます。ただ、這い上がってくるのもいますし、期待するほどは退治できません。見つけたら捕殺した方が確実です。
果物の皮を置いておく場合は、夜中に集まってきますので、皮ごと集めて捨ててしまいましょう。気持ち悪いけど頑張って!
ナメクジの特性がもっと知りたい方は、『ナメクジはどうやって殖える?』を合わせて読んで下さいね。
★★★こちらもオススメ関連記事★★★
『ナメクジ寄生虫がいる確率は?感染したらどうなる?野菜についていたら?』
まとめ
ナメクジも見慣れないうちは気持ち悪くて、とても触れたものではありませんが、あのヌルヌルしたものは手につくとなかなかすっきり取れません。どうやらタンパク質の一種のようです。私たちの唾液や胃液に似たような物なので、ナメクジがはった後は紙でもボロボロになってしまうほど。室内で発見したら、発生原因を見つけて発生元を絶つか、繁殖できない環境づくりを心がけてみてくださいね(^^♪