ナメクジはどうやって繁殖する?特性や種類、駆除方法

      2017/03/10

045794ジメジメして暖かい季節になると、何処からともなく現れるナメクジ君。先日我が家でも玄関の軒下や庭のデッキ、植木鉢の底など沢山見つかりました。一番驚いたのは室内にいたこと!
どうして?何故?何処から来たの?何処で産まれたの?どうやって増えるの?種類や駆除方法は等々…次々に疑問が浮かんで調べたくなったので、ナメクジ君についてまとめます。

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ナメクジの繁殖の仕方は?

ナメクジって身近にいるけれど、意外と何も知らない事に気づきました。どうやって繁殖してるんだろう。卵はどこに産んで、どんな形や色をしているのか?そもそもあのヌメ~っとした体のどこから卵を産んでいるんだろうね。。。?

■ナメクジはどのように繁殖するのか?

ナメクジは1匹で雄と雌の両方の生殖機能を持っている、雌雄同体の生き物ですので、交尾をしてお互い精子を注入しどちらも産卵することが出来るのです。

また、雌のみで産卵する単為生殖でも繁殖することができるのですが、この場合では卵が少なかったり、孵化する確率が低くなるので、ほとんどが交尾での有性生殖で繁殖しているようです。。。

 

■ナメクジはどこから卵を産むの?
ナメクジ卵を産む器官画像引用先:オレゴン州立大学サイトhttp://oregonstate.edu/dept/nurspest/slug_anatomy.htm

画像で紹介しますと、下記の赤い丸部分genitalopeningとありますが、これが生殖口です。ほとんどが右側頭部にあるそうですよ。

意外にも前の方にあるんですね~(*_*;
私も調べてみて驚きました!!

 

■ナメクジの卵はどんなもの?

ナメクジの卵は丸い半透明(透明に近い)の球で、イメージとしては、消臭ビーズのような感じ、もしくは乾燥材に入っている丸いビーズにも似ています。

 

■どれくらい卵を産むんだろう?

ビーズのような半透明の卵を一回につき20から60個、生涯で200個くらいうむそうです。主に石の下や植木鉢の下、枯葉の堆積した地面などに産みつける。

 

■いつ卵を産んでるの?
ナメクジの繁殖期は冬から春です。春先、梅雨時に多く見かけるのはことことからですね(*_*;

 

ナメクジの特性って?

言わずと知れた事ですが、ナメクジは多湿を好みます。
ですので、乾燥する日中よりも、日没から明け方にかけて活動して、昼間は石の下や植木鉢の下に隠れています。

寿命は自然の中では1年で成熟し死亡しているので、春だけでなく、一年を通じて目にする事が可能ですが、夏から秋にかけてはその数は減少していきます。

 

■ナメクジとカタツムリって似てない??

そして誰もが感じた事のある、『ナメクジってカタツムリの仲間?』という疑問については、
ある意味同種であって、異種なもの?なんです。

というのも、ナメクジは、陸に生息するカタツムリを代表とする巻貝のうちの、殻が退化しているものの総称なのです。

殻が退化していますので、一部背中に薄い殻を背負っている種類もあれば、完全に貝殻を失ってしまった種類など、その種類も多種多様です。

ですが、カタツムリから殻を外してもナメクジにはなりません!
カタツムリは体と貝殻が一体化しており、貝殻はヤドカリの様に背負っているだけではなく、そこに体液も流れているので外すと死んでしまいます。

良い子の皆さん貝殻外して遊ばないでね(*_*;

 

■なぜ歩いた後に軌跡が残っているのか?

これも素朴な疑問。ナメクジが歩いた後には筋状の跡が残っていますよね。私は、これはナメクジがネバネバだから単にその粘々がついているのかと思っていましたが、そうでもないんです。

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ナメクジは乾燥が大嫌い。というか大敵です。かんそうした場所を歩くと自分の体液が奪われてしまって命が危険にさらされます。

そのため、ナメクジ君は自ら、体の前方から粘液を出して、その上を歩くようにして前進しているのです。

ナメクジの筋状の歩いた跡はこの為に見られるんですね。

ナメクジの種類

日本で目にするナメクジの種類を紹介します。
ただ、ナメクジの外見は成長とともに変化し、同じ種類のナメクジでも変異が多く見分ける事が難しいそうです。

■ナメクジ(ナメクジ科)
在来種と考えられており、全国に分布していたが減少。薄い灰色で背中に2、3本の黒い線。
生息地:人家・森林

■チャコウラナメクジ(コウラナメクジ科)
イベリア半島原産とされる外来種で、第二次世界大戦後に日本に貨物について入ってきたと思われます。茶褐色で背中に2,3本の黒い線で成虫になると背中の前方が甲羅状になる。現在日本全国の人家周辺で多く目撃されるナメクジのほとんどがこのチャコウラナメクジである。
生息地:人家周辺・畑・草地
成虫体長:7~8センチ

■キイロナメクジ(コウラナメクジ科)
在来種であり昔の日本の人家周辺に多く見られたが、1980年ごろからパタリと目にする事がなくなった。おそらく上記の新種の外来種であるチャコウラナメクジの繁殖力に負けたのではないかと思われる。
82年香川県観音寺市の矢野重文さんが捕獲したのを最後に、目撃者が出ていないそうです。

成虫体長:5~6センチ

■ナマナメクジ(ナメクジ科)
茶色で体の側面にまだら模様が見られる。
生息地:全国の山地

■マダラコウナメクジ(コウラナメクジ科)
茨城県土浦市の民家で2006年に初めて発見された外来種で、背面の模様はヒョウ柄。
現在は茨城県の一部にしか見られませんが、今後日本に定着した外来種のチャコウラナメクジにとって変わるのではないかと注目されており、ナメクジ研究者として知られる京大理学研究科の宇高寛子助教が目撃情報を募っています。
目撃情報は下記ナメクジ捜査網のメールアドレスまで。https://sites.google.com/site/udakawebsite/madarakouranamekuji-limax-maximus

成虫体長:おおきいもので20センチにもなる

ナメクジの見分け方
https://sites.google.com/site/udakawebsite/namekuji-kubetu

 

ナメクジの駆除方法

あまり好きな人がいないナメクジ君。たしかに見た目グロテスクでネバネバ、しかも家庭菜園の大敵。我が家も種から育てている幼い苗がナメクジになめ回されて、クッタリとしてしまったり(*_*;

見つけたら塩を振ってやっつけてはいますが、次から次へと表れてキリがありません。

そこで、気になって調べてみましたが、ナメクジの根絶の為の殺傷のメカニズムは未解明なままだそうです。

よって、見つけたら捕殺するか、酵母が大好きなようなので、ビールの臭いや米ぬか、ヨーグルトなどでまとめて誘引し殺虫していくことで次第に数が減っていきます。

もしくは費用をかけても良いのなら、市販の誘因殺虫剤を蒔いてナメクジに食べさせて殺す方法が効果があります。

どちらも一度で根絶できるものではないので、根気よく続ける事が必要です。

 

ナメクジがどこから来るのか知りたい方は、別記事の『台所や風呂場のナメクジはどこから入ってくる?』をご覧ください。

★★★こちらもオススメ関連記事★★★
『ナメクジ寄生虫がいる確率は?感染したらどうなる?野菜についていたら?』

ナメクジのまとめ

ナメクジは「見たことがない」という人を探す事が出来ないくらいに、身近な存在であるにも関わらず、その生態は研究する専門家も機関も少ない為に謎に包まれています。また、現在目にしているナメクジが外来種であった事にも驚きましたし、新しく発見されたマダラコウナメクジの今後が気になりますね。ナメクジを発見したら、違った目で観察してみたいと思います。

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