五月人形6つの処分方法と時期、何歳まで飾れば役目を終える?
2016/03/19
男の子の健やかな成長を願って飾られる五月人形は、その子専用のお守りのような存在です。無事に成長後も季節の移り変わりを楽しむ住まいのしつらひとして、飾り続ける事も素敵だと思います。
そうは言っても現実的には住居環境や暮らしの環境によって、いつまでも五月人形を飾れない、しまう場所もなく、出来れば処分したいとお考えの方に、気持ちよく処分ができる6つの方法や時期をご紹介します。
五月人形6つの処分方法
五月人形を、家庭から出る一般の粗大ゴミとして出す事は可能ではありますが、縁起物ですしそのような処分をしたくないな・・・とお考えの方の為に、気持ちよく手放す事のできる6つ方法を記載しました。
▼昔ながらの処分(供養)方法▼
ネットで検索窓に「地名(県名など)人形供養」と打ち込むとお住いの地域での情報を得る事ができますよ♪
費用:5千円~1万円ほどが多いように思われます。
▼寄付する▼
・児童施設や子供の施設では、端午の節句飾りがない所もあり、寄付したい旨を申し出ると喜んで引き取ってくれる施設もあります。あなたの五月人形に第二の活躍の場をプレゼントできる方法ですね。
・ワールドギフトを通じで、支援物資として途上国などに寄付する。鎧や兜を途上国に送る?意外かもしれませんが、日本の家庭にある不用品を集めて世界中の団体や施設に物資支援を行っている団体があります。ここを通じて五月人形を必要とする施設に届ける事が出来ます。五月人形は人形供養をしてもらえた後で再利用されます。
費用:120サイズ3,900円 150サイズ4400円 170サイズ4900円
URL:http://world--gift.com/kuyou_web/index.html
▼民間で処分(供養)してもらう▼
・日本人形協会が日本郵政と提携した、「ゆうパック」による人形感謝代行サービスがありますので、それを利用する。
費用:1箱(袋)5,000円
URL:http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/index.html
・生活協同組合などの人形供養祭を利用する
地域の生協では無料か、有料であっても1000円~ほでで人形供養をしているところが多くあります。一度お住いの生協さんに問い合わせてみて下さい。
・葬祭業者に供養を依頼する
意外かもしれもせんが、地域にある葬祭業者では、サービスの一環で提携している僧侶を呼び、年に一度か二度人形供養を行っている会社がけっこうあります。心当たりのある方は、地域の葬祭業者にお問い合わせしてみて下さいね。
五月人形の処分を考える時期
五月人形を処分するタイミングというのは、ある意味、何歳になるまで飾るのか?といった問題とも絡んできますよね。
ですので、五月人形のお役目でもある、『この男の子が元気に健やかに育ちますように』という願いが成就され、住まいの中での季節のしつらえとしても飾られなくなり、この先何年、何十年も大切に保管しておける場所もなくなった時。
これが五月人形の処分を考えるタイミングではないでしょうか。旧家でもないかぎり、大きな箱ものを長く保管しつづけるのは、現代の住宅事情では難しいですよね(+_+)
ある意味、こちらのサイトにご訪問いただいた理由を想像いたしますと、近々ではないでしょうか。
五月人形は何歳まで飾る?
では、五月人形の処分時期にも関わってくる、『いったい何歳まで五月人形は飾るのか?』については、実は3つくらいの節目があります。
考え方としては、どれもが『充分に健やかに育った』と思われるタイミングです。
1★七五三の七歳まで。
昔は死亡率が高く、七歳まで子供が生き残る事が大変難しかったのでしょう。七歳まで元気に育てば無事元服し成人となれると考えられたのです。
2★その昔の元服の頃、15歳前後まで
3★近年の成人であるとされる20歳まで
1★~3★のいづれも、その子が充分に育ったという事をどの節目で受け入れるのか?により、必ず何歳までという決まりはありません。逆に環境が可能であれば、飾り続けてもよいと思います。
まとめ
男の子の健やかな成長を見守ってくれていた五月人形は、そのお役目を終えた後、可能であれば日本独特の美しい文化としても、季節の節目としてのしつらいに飾っていただけるのが一番望ましいですが、どうしても手放す必要があるさいには、上記の『気持ちよく処分できる6つの方法』の中で選択していただけると、鎧や兜も喜んでくれるのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。