花粉症は何科の病院に行けばいい?花粉症治療はいつから行うべき?

      2017/03/03

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花粉症まだまだ寒い季節なのですが、花粉症の方にとってみれば、陽気が続くと花粉の飛来が気になります。花粉症であると自覚があるなら既にどこかの病院に受診したことがあるかもしれませんが、そうでない場合、自己判断で花粉症だと思っている場合にまだ病院を受診していないことってありますよね。では、花粉症を診てもらうには何科を受診すればよいのでしょうか?病院を受診するタイミングはいつがよいのか?についてまとめています。

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花粉症は何科の病院に行けばいい?

花粉症といえば、『目のかゆみ』や『鼻水』、『くしゃみ』や『鼻づまり』、『喉のかゆみ』などの症状が現れる方が多いですね。

 

症状そのものは花粉が粘膜に付着して起こりますので、病院を受診するとなれば、

 

・耳鼻咽喉科

・アレルギー科

になります。

 

目の症状が重い場合には、眼科であってもアレルギーに対処する治療を行ってくれますが、体質にアプローチをかけるような治療となると、やはりアレルギー科を併設している病院のほうが、より広範囲な症状への治療を受けられます。

 

アレルギー科というのは大きな病院に専門の科が設けられていますが、街のお医者さんでも、耳鼻咽喉科アレルギー科と表示してある医院もあり、小さなお子さんを連れていく小児科であっても、アレルギーに詳しいお医者さんが、アレルギー科を併設している場合もあります。

 

まだどこの病院も受診したことがなければ、まずは身近な耳鼻科からがスタンダードです。

 

次に、治療が効果的に受けられる為には、受診するタイミングが大切ですので、その時期について次の記事でご紹介しますね。

花粉症治療はいつから行うべき?

多くの花粉症の方が病院を受診するのは、実はタイミングが遅いのです。

 

目がかゆい、喉がかゆい、鼻水がとまらない、なんていう症状が出てから行く方が大半ですが、アレルギーの症状を抑える効果がある薬は、第二世代坑ヒスタミン薬といって、効果が表れるには時間がかかるために、花粉症が発症してからではなく、花粉が飛び始めるよりも2週間前に飲み始める必要があるのです。

 

ですから、昨年花粉症に苦しんだよ、という方は、まだ寒い季節の真っただ中、1月の終わりごろから病院を受診して、第二世代坑ヒスタミン薬を処方してもらいましょう。

 

花粉の多い年か少ない年かは、その年の夏の日照量により変化します。一般的には猛暑が続いた夏のあった春には花粉が多く飛来するといわれています。

 

ですが、日照量の少ない夏であっても、暖冬などの影響で、花粉が飛び始める時期が早まったりしますので、万全を期す為には1月中の受診をお勧めします。

 

上記は一般的な薬を内服する治療を受ける場合の、病院を受診するタイミングをご紹介しています。

 

選択する治療方法によっては、この限りではなく、症状に対して行う対処療法や、根治治療と呼ばれる、花粉へ体が過剰反応しないようにする治療があります。

 

◆花粉症の治療を受けるタイミング例
花粉症治療時期のタイミング参照元:厚生労働科学研究 公益財団法人日本アレルギー協会『的確な花粉症の治療のために』

 

次に、これらの主な治療方法をご紹介します。

花粉症の主な治療方法

花粉症の主な治療方法としては、2種類の治療方法があります。

 

◆対処療法
目薬や、鼻薬などを使った局所療法や、上記で紹介した第二世代坑ヒスタミン薬を内服する全身療法、またはレーザーを使った手術療法などがあります。

 

これらの対処療法は、体の中で増えるアレルギーの細胞を抑えたり、化学伝達物質が放出されないように制限したり、または、化学伝達物質が血管に作用しないようにブロックするように働きかける事が出来る治療法です。

 

これらの治療は共に、花粉が飛び始める前や直後から行うのが効果的であることが分かっています。

 

◆根治治療
舌下免疫療法や、花粉などの原因物質の除去と回避、アレルゲン免疫療法などがあります。

 

症状が軽めの方は対処療法であっても、5割以上の方が花粉症の症状を抑制することができますが、花粉症の症状が重い方は、アレルゲン免疫療法と呼ばれている、いわば予防注射のような感じで、花粉のエキスを注射して、身体に免疫をつくる療法が有効とされています。

 

厚生労働省の研究成果からも、このアレルゲン免疫療法で8割の方が花粉症の重い症状が、軽くなったり、無症状にまでなったりと、高い効果があることが分かります。

 

しかも、この注射を2年以上しなかった場合でも、7割の方に効果が持続していることも分かりました。

 

このようなアレルゲン免疫療法を受けるには、アレルギー専門の医師がいる耳鼻咽喉科や、大学病院や基幹病院でしか受けられませんので、希望する場合には事前に問い合わせておく必要があります。

 

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まとめ

花粉症は本当に辛く、気力を奪ってしまういやな症状ですよね。症状が重くなってしまってからの受診よりも、『あれ?』もしかして、と思ったらすでに相当量の花粉が飛んでいます。冬のまだ寒い時期からの専門のアレルギー科を併設した耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。

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