インフルエンザa型の除菌方法と患者の布団や衣類の消毒は?
インフルエンザa型が流行していますが、インフルエンザa型の感染リスクを減らすための除菌方法や、家族が感染した場合の布団や来ている衣服、使った食器などをどのように消毒したらいいのかについてまとめています。
インフルエンザa型の除菌はどれぐらい必要か?
家族がインフルエンザになってしまったら、どのように室内や持ち物、使用したものなどを除菌したらよいのでしょうか?
胃腸風邪の代表的なウィルスである、ノロウィルスやロタウィルスは室内の除菌や汚物の処理に、看病している家族は大変な神経を使いますが、インフルエンザの場合はそれほどの除菌や消毒にムキになる必要はありません。
インフルエンザウィルスは、身近なアルコールやエタノール、洗剤などにより簡単に死滅させることができるからです。
しかも、ドアノブや床などに舞い降りたウィルスは長時間生きている事は出来ないので、1時間から数時間で感染力は無くなると言われています。
そうはいっても、気分的に何もしないのも気持が悪いという場合は、どの程度すれば他人に移さないのかというと、
インフルエンザウイルスの表面は脂質でおおわれているので、石鹸、洗剤、アルコールなどの、油を分解するもので拭きとったり洗ったりすることで、消毒することが可能です。また、加熱消毒も有効です。
便利なのは、消毒用のハンドアルコールを1本用意しておいて、手をさっと消毒したり、ティッシュなどにシュッとひと拭きしてから、ドアノブやスイッチ、患者の使用したものを拭くだけなので簡単です。
インフルエンザa型 布団や衣類の消毒は必要?
インフルエンザウイルスの主な感染はくしゃみや咳による飛沫感染がほとんどです、近くに宿り主となる新たなターゲットがいなければ、飛沫して飛び出たウイルスは、しばらく空気中を漂って、ゆっくり下に落ちていきます。
さらに、インフルエンザウィルスはノロウィルスやロタウィルスなどと違って、しぶといウィルスではないので、下に落ちたり、布団に落ちたものは1時間から数時間で死滅します。
家族がインフルエンザになったからと言って、慌てて布団や衣類を消毒したり、洗濯しようとしなくても、通常通りのハウスケアをしていればウィルスは自然といなくなります。
心理的に気持ちが悪いといった場合は、天日に干したりするだけで、充分な効果があります。
まだ、家族がインフルエンザから完治していない場合は、すぐに布団をあげたりも出来ないでしょうから、そんな場合は、温度と湿度が大切です。
インフルエンザは温かい温度や湿度が嫌いですので、部屋を温め、加湿器などでほどよく湿度をキープすることが出来れば、ウイルス感染のリスクを減らす事ができます。
また、患者が着ていた衣服なども、普通の洗濯洗剤によりウィルスは死滅しますので、ノロウィルスのように分けて洗う必要もありません。
いつものようにまとめて洗濯機で洗っても、まったく問題はないでしょう(^_-)-☆
まとめ
インフルエンザの感染力は強いとは言っても、あくまでも直接の飛沫感染や、活性しているウィルスのついた物を触って、その手から口や鼻から感染するといったものです。
主なものをアルコールで除菌することで、ほとんどの場合は感染することはありませんので、あまり神経質にならず、マスクと加温、加湿を心掛けることで、安心して看病に専念出来ますので工夫してみてくださいね。