幼児が舌を切ったら何科に行く?出血が多くても心配ない?
2017/02/26
子供が舌を切ってしまって、何科を受診したらいいのか分からない、大量の出血で不安でしょうがない方へ、娘が1歳10か月で舌を貫通する怪我をした経験をお伝えします。
幼児が舌を切ったら何科を受診?
1歳後半から3歳ぐらいの幼児は、ほんの少し目を離したすきに、思いもよらない怪我をしてしまうことがあります。
その一つが、舌(ベロ)を切ること。
舌を切ると、ギョッとするほど大量の血が出て、親の方が慌てふためいたりします。
その気持ち、すごく良くわかります。
私も娘が1歳10か月の頃、ブランコに乗っていて、『気持ちい~♪』と笑顔で喜びながら何故か?両手を離して、笑顔のまま転落・・・・。
長めの舌を上と下の歯でザクッと噛んでしまい、血のり??!!と思うほどに口の中も外も真っ赤に染まって、私は頭が真っ白になってしまいました。
だって、スパイが捕まったりすると舌を切って命を落とそうとするじゃないですか!
ってことは、舌を切っちゃったら命に関わるくらいに、出血多量で死んじゃうの???
わーーーーーん
どーーーーーしよーーーーー!!!!!
って。。。。
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大丈夫。
まずは落ち着いて、傷の状態を確認してくださいね。
まだドクドクと血が出ているようなら、ガーゼなどで口の中をぬぐって、傷が見えるようにしましょう。
舌を切ると、小さな傷でも出血が多いので、止血さえしてしまえば、あれ?これだけの傷だったの?ってこともあります。
私の娘の場合は、舌に貫通するぐらいの穴が開いてしまっていたので、これはとにかくお医者様に診てもらうしかない!と判断しました。
でも??
何科?
小児科?
歯医者?
肛門科?なんで!!
?
?
?
気が動転しているので思いつきません。
とにかく、いつもお世話になっている小児科に電話して状況を話して、ヘルプをお願いしました。
すると、お医者様同士のネットワークを活用してくださり、車で数分のところにある歯医者さんの医師が口腔外科も診ているので、連絡を入れておくから、そこに娘さんを連れて行って下さいと指示されました。
口腔外科も診ている歯医者さんに到着した時には、娘の舌の血は止まりかかっており、大泣きしていた娘もグッと涙をこらえていました。
口腔外科も診ているという女医さんでしたが、舌の傷が深いので、食べ物などが傷口に入り込んでしまうことを避けるために縫合したほうがよいでしょう、と判断されました。
口の中の怪我は早く治るものだから、あまり心配はいらないともおっしゃっていただき、念のために異物が穴に入らないように、舌に局所麻酔をして3針くらい縫いました。
娘はケガで舌が腫れていたし、転落して大量の血が出た事に驚いているショック状態が抜ききれず、局所麻酔の注射も痛がらずに静かに舌を塗ってもらっていました。((+_+))
★幼児が舌を切ったら何科を受診?⇒口腔外科に行きましょう
幼児が舌を切っても心配いらない?
かなり大きく舌を切ってしまった娘でしたが、大丈夫なのか、とても不安でした。
ご飯も当日は喉を通らず、コワゴワと、スープのようなものを飲んで終えました。
ちょうどまだ寝付く為に母乳を飲んでいたのですが、当然ながら、縫合された舌は腫れて、オッパイを上手く吸う事はできませんし、何より痛くて吸い付けません。
可愛そうに、眠たくてオッパイを吸って安心しようにも、舌が痛くて出来ずにすすり泣いていたので、お布団の中でギュウ―――――!!って抱きしめてあげていると、ようやく眠りにつきました。
お察しの通り、この怪我が原因で、卒乳出来たのは言うまでもありません。ちょっと寂しかったな~。
そして、肝心の舌の怪我は、2日目には柔らかい離乳食のような食事や、おうどんなどなら少しずつ食べられるようになり、4日目ぐらいには、本人も忘れたように遊ぶようになりました。
そして、1週間後に抜糸を迎え、この時は麻酔無しでしたのでやはり痛かったみたい((+_+))
でも、綺麗にあんなに大きく穴が開いていたところがくっついていて、もう食べ物が挟まる心配もなさそうです。
舌を切ったら出血多量で死んじゃう!!!ってパニクっていた私でしたが、驚くほどの速さで傷口は塞がり、出血したのもふり返ってみれば、ブランコから落ちて10分くらいだった気がします。
ベロを縫うなんてことになるとは思いもよりませんでしたが、意外にもけっこう小さな子供はこけた拍子に舌を切ることが多いそうです。
口を開けたまま落下したり、こけたりすると、子供は確実に口腔内をケガするので、気を付けてあげて下さいね!
幼児が舌を切ったら の まとめ
舌を切ってしまったら、口腔外科を受診しましょう!慌てないで、舌を切っても大概はすぐに血が止まって、驚異的に傷口が塞がります。
また、舌を切る怪我だけでなく、かなり多い口腔内の怪我は、上唇の裏にある筋が切れてしまうことだそうです。上唇小帯(じょうしんしょうたい)と言うそうですが、口腔外科の先生にも言われたのですが、我が子も一度切ってしまった事があります。このときは先生に、『わざわざ手術して切る人もいるからそのままでいいよ』と言われたので、安心しましたが、小さい子は本当に口の中をよく怪我しますので、その都度慌ててしまわないように、落ち着いて状態を見てあげて下さいね。