風呂椅子や洗面器の掃除のコツ、石鹸カスか水垢か?
お風呂の椅子や洗面器って、いつの間にか膜をはったように白い汚れがこびりついていませんか?そんな汚れの掃除の仕方やコツをご紹介します。
風呂椅子や洗面器の掃除のコツ
お掃除にはコツがあります(^_-)-☆
どうして住宅用のお掃除洗剤は、「お風呂用」とか、「トイレ用」とか、「キッチン用」、「床用」など様々な用途別に各メーカーが販売しているのかというと??
はい、それはそれぞれの箇所ごとに想定される汚れの成分が違うので、効果的にお掃除するためには汚れの成分を分解する性質のものが必要だからなんです。
取り除きたい汚れの成分が何なのか?
を見極めてお掃除することができれば、実はそんなに沢山の種類の洗剤は必要ではないのですよ~
で、こちらの記事のテーマは、ジャン!『風呂椅子』と『洗面器』ですね!!
なんだか、ザラっとした汚れがこびり付いていませんか~?
その汚れが何か?
答えは大概この二つ!
・石鹸カス
・水垢
なのです。
この二つの汚れの性質を知っておくと、お掃除が簡単になりますよ!!石鹸カスの場合と、水垢の場合では、汚れを分解してくれるものが違いますので、それぞれの汚れについて掃除の仕方をご紹介しますね!
洗面器の石鹸カスを掃除する
まずは代表的な石鹸カスの落とし方です。
の、前に、「石鹸カス」は何なのか?を知っておきましょう!
【石鹸カスって何?】
石鹸カスが出来るメカニズムは、
石鹸成分+水道のカルシウムやマグネシウム ⇒金属石鹸
金属石鹸+皮脂や汚れ、古い角質 ⇒石鹸カス
つまり、カルシウムやマグネシウムが多く含まれる水道水に、石鹸が反応して金属石鹸となり、そこに皮脂や角質などの汚れが加わって酸性の石鹸カスとなっているのです。もしも自宅の水が軟水であれば、石鹸カスはほとんど出来ないのです。
で、その頑固な石鹸カスは『酸性』ですので、『アルカリ』で分解できます。という事は、『重曹』の出番ですね!!
スポンジに重曹をタップリと付けて擦ってみて下さい。
洗面器の汚れが石鹸カスなら、随分とこれで取れます♪
使わないカードなんかで擦るのも有効ですが、最後は重曹で仕上げてみてくださいね。
洗面器の水垢を掃除する
水垢ってどんな汚れ?
よく鏡や水栓金具の周りに白く硬いなって、擦っても取れない汚れがありますよね?あれが水垢です。
一方、洗面器の汚れが水垢である場合には、上の石鹸カスの時に用いた重曹では逆に汚れが取れません。
なぜなら、水垢は石鹸カスとは違い、『アルカリ性』の汚れなので、アルカリの重曹では取れません。
アルカリ性の水垢を掃除するには、酸性の『クエン酸』が有効ですよ。
軽度の水垢なら、クエン酸がなくても、レモンの皮や、オレンジの皮でも擦ると水垢が取れます(^_-)-☆
頑固な水垢なら、クエン酸に少量の湯を加えて、ペーストにして汚れに塗って湿布してから不要なカード等で削るととれます。
さらにさらに、強力な水垢の汚れには、塩酸のトイレ用洗剤『サンポール』が強い味方になります。サンポールを塗ってテッシュやキッチンペーパーで湿布した後に洗うと、スッキリしますよ!手袋を忘れずに!
風呂椅子や洗面器の掃除のコツのまとめ
お掃除のコツの基本は、汚れが酸性か?アルカリ性か?を理解さえすれば、家の中の汚れは大抵重曹とクエン債でお掃除する事が出来ます。是非マスターしてみてくださいね。