アジサイの育て方と剪定時期や病害虫、剪定した花の楽しみ方
2016/03/19
私も大好きな紫陽花(アジサイ)の花!最近はカーネーションとも並び、母の日の贈り物のお花としても人気ですね♪
せっかくの綺麗なアジサイのお花を来年も咲かせるために、上手な育て方や選定方法と時期や病気についてご紹介します。
アジサイの育て方と剪定時期は?
アジサイには昔からの見慣れたアジサイの他にも、近年は北米原産のものや、ハイドランジアといった豪華な品種も人気で、見かける種類が豊富になってきましたね。
そのどの品種であっても、基本的にアジサイは丈夫で栽培が簡単なので、とても育てやすいのです。
★株を増やしたい♪
さし木で簡単に増やす事もできるので、6月頃花の付いていない枝を15㎝位切って、水の中や排水の良い砂の中などで一月ほど根出しを行い、土に埋めてやると早ければ2週間もすると定着して育っていきます。
★植えかえたい♪
鉢植えの物は、根が込み合ってしまい、通気性も良くありませんので、一回り大きな素焼きの鉢に7月下旬に植え替えをしてあげましょう。
★剪定は必要?
アジサイは剪定をしなくても来年花を咲かせますが、どんどん大きくなってしまうので、花がつく位置も年々高くなってしまいます。ですから、花の位置を下げたいといった場合や、株の形を小ぶりにしたい、または維持したいといった場合に剪定を行うとよいようです。
→★剪定時期は?
アジサイは翌年咲く花芽が10月には出来上がっているので、秋以降に剪定を行ってしまうと、花芽ごと切り落としてしまい、翌年花がつかなくなりますので、翌年も花をつかせたい場合の剪定時期は、花が咲いてできるだけ早めに剪定を行い、秋までに剪定した茎に翌年の花芽を作らせるようにしましょう。
(まだ花が綺麗なのにもったいない!というあなた、ご安心ください、紫陽花の剪定後の花の楽しみ方も下にご紹介しています!)
→★剪定方法は?
花が咲いてできるだけすぐに、花の下の葉の4枚分がついた枝を剪定します。または、花が咲いた枝を花が咲かなかった枝との分岐点で切り落としてしまいましょう。
そのさい、今年花の咲かなかった枝を残すと、翌年その枝から花が咲きます。
★管理方法は?
アジサイは梅雨の花ですから、もちろん乾燥するとかれてしまいます。反日陰の場所(例えば午前中だけ日の当たる庭の東など)であれば地植えの場合ほとんど自然の雨だけで枯れることはありませんが、鉢植えの場合や乾燥がひどい場合には土の表面が乾いていたら充分に水を与えましょう。
※反日陰であっても西側は真夏の西日と乾燥ににやられてしまうことがあります。
アジサイの病気は?
◆カミキリムシ
アジサイは日本の風土にも適応した、丈夫な食物ですので、特に深刻な病気はありませんが、春から夏にかけてカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が枝に穴を開け内部を食べてしまう(+_+)ことがあります。
見つけ方としては、株元に木くずが積もっていたら、木のなかにカミキリムシの幼虫がいる可能性があります。木くずを取り除いて幹にあいた穴に細い針金をさし込み、中にいる幼虫を刺して退治するか、枝を地際から切り除きます。
◆炭そ病
また、葉に褐色の斑点がたくさん見られるようになる炭そ病には、殺菌剤を散布するとよいようです。
◆うどんこ病
さらに、葉に白い粉をかけたようになるうどんこ病には、殺虫殺菌剤を園芸店でもとめて散布しましょう。
あじさいの剪定後の花の楽しみ方
兵庫県相生市に「あじさい神社」の愛称で親しまれる『若狭野天満神社』がありますが、「魔除けの神社」としても広く知られています。境内には多くのあじさいが繁殖しており、季節には大変風情のある趣で訪れる人々を楽しませてくれます。
古来よりあじさいには魔を除ける不思議な力があるとされており、毎年、七夕の頃に紫陽花を切り取り軒下や、部屋に吊るしておくと紫陽花の持つ霊力(御力)によりその家(家族)の魔除け、厄除けとなり幸福をもたらすとされています。
また、婦人病予防や泌尿器の病気予防にはトイレに吊るすとよいとされているのです。
まだまだ、きれいにな花が咲いているのに、来年も花を咲かせるために切ってしまった紫陽花の花は、ドライフラワーにして、家族の魔除けとしてお部屋に飾ったり、吊るしたりして使ってあげてくださいね♪
見て楽しみ、花後もドライフラワーとしての変化を楽しめて、さらに魔除けにもなるなんて、好いことづくめのお花ですよね!(^^♪
まとめ
アジサイは花の少ない初夏に様々な花色を咲かせて、私たちの目を楽しませてくれる大好きな花です。生前の父も大好きでいつも父の日はアジサイを贈っていました。日本の風土にも馴染みの深いお花で、しかも魔除けとしても神社で奉納される御利益のあるお花ですから、是非大切に育てて長く楽しんでくださいね♪