ひな祭り何歳まで飾るの?管理できなくなったらどのように供養する?
ひな祭りといえばひな人形ですね。子供の頃は飾り付けが楽しくて親といっしょに準備したり、片づけたりしました。でも大人になり、結婚してからも飾る人と実家に置いたままの人がいます。いったいひな人形は何歳まで飾り続けるものなのでしょうか?もしも管理できなくなったらどのように供養してあげればよいのかについてまとめています。
ひな祭り何歳まで飾るの?
ひな祭りのひな人形は何歳までかざるのでしょうか?
ひな人形というのは女の子一人1人の専用のお守りなのです。
現在は住まいの都合で、結婚する際には実家にひな人形を残していってしまう方もいるようですが、元々は嫁入り道具として輿入れ先に持って行ったものなのです。
ですから、成人しようと、結婚しようと、子供が生まれようと、生涯通じで飾ってあげるのが本来の役目となります。
あまりにも大きな段飾りをいくつも並べる事は現在の住宅環境では難しいかもしれませんが、可能であるなら、お内裏様とお雛様だけでも飾ってあげましょう。
女の子のお子さんが生まれて、お子さんのお雛様を飾るようになれば、その横にお母さんのお雛様も飾ってあげると、将来子供が大きくなった時にも必ず記憶に残っています。
様々な事情で成人までしか飾らない家庭や、結婚すれば実家で飾ってもらっていたり、両親がお年をめしてしまって管理が出来ないようになり、押し入れに入れっぱなしのケースもあるようですね。
あくまでも、理想的な形ではありますが、いくつもお雛様が増えるのが困る場合は、親から子へ、子から孫へと代々お雛様を受け継いでいくのも良いかもしれません。
ただ、何歳まで飾る?という疑問に関しては、本来は生涯を通じでお守りとして飾るものなんです。ですが、ここ最近では、女の子が中高生になったり、成人したりして、ひな人形に興味を示さなくなると、飾らなくなる家庭も多いのが実情のようです。
日本は様々な節句があり、季節を楽しむ文化があります。節句飾りはインテリアとしても、最も季節を感じるものでもありますので、是非とも長く飾ってあげてほしいものですね(^_-)-☆
管理できなくなったらどのように供養する?
本来生涯を通じて飾ってあげてほしい雛人形ですが、人形の持ち主が他界してしまったり、または管理していた両親が高齢となり飾れなくなり、子もまた飾って出す場所がない住宅環境であったりと、様々な理由でひな人形の処分を検討されることもあるでしょう。
その場合には、色んな選択肢があります。
まず最初に思い浮かぶ方法としては、神社等の人形供養です。最寄りの神社でも人形供養を行っているところがありますので、リサーチしてみましょう。
人形一体につき1500円~くらいからあるかと思います。人型(ひとがた)の人形は魂が宿ると言われており、処分するといってもゴミに出すのではうかばれませんよね。
ひな人形には感謝の気持ちを込めて、それまでの労をねぎらい供養に出してあげて下さいね。
また、別の方法としては、幼稚園や公民館、児童館などが、喜んで引き取ってくれる場合もあります。もしもご近所に心当たりのある施設があれば聞いてみるのも良いかもしれません。お人形にとってみても、第二の人生を歩めるので、幸せな選択肢かもしれませんね。
また、神社でなくても葬儀場などでも人形供養を請け負っている会社が多くありますし、生活協同組合などでも、組合員を対象に、人形供養を行っていたりします。
さらには、世界に目を向けると、海外に寄付するという方法すらあります。『ワールドギフト』を通じて、不要となった雛人形や、衣類、オモチャ、ランドセルや日用品などをまとめて送り、発展途上国などに支援物資として届けるという選択肢もあるのです。
このように、雛人形を手放す方法はいろいろとありますので、お困りの際には一度検討してみましょう。長く災難から女の子を守ってくれていたひな人形ですので、出来るだけ気持ちの良いお別れができるといいですね。
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まとめ
女の子のお守りである雛人形ですから、可能な限り、長くそばに置いてあげて下さいね。たとえ生まれた子供が男の子であっても、桃の節句になると、お母さんのひな人形が飾られていた、という記憶は大人になってもしっかりと残っていたりしますし、日本の素敵な文化を節句の時くらいはじっくりと堪能することを楽しんでみませんか?(^_-)-☆どうしても、置いておけなくなった場合は、「ありがとう」の気持ちをこめて供養できるようにしてあげてくださいね。