部屋のカビ臭い原因と、消臭し赤ちゃんを守る方法
あれ?なんか部屋がカビ臭いにおいがすると感じた事ありませんか?カビはアレルギーなどの病気を引き起こします。かび臭いな?と感じたら、その原因をチェックしてみて下さい。考えられる原因と消臭対策や赤ちゃんをカビから守る方法をご紹介します。
部屋がカビ臭い原因は?
■建物の立地条件
まず、第一に部屋の立地条件を確認してみてください。
・川や池、山や土手
例えば、川や池のすぐ横であったり、窓を開ければ山の斜面や土手があり、明らかに湿度の高い環境に立地している場合。
このような条件下では、建物の外壁にも藻が発生していたり、室内のどこかでハッキリとカビが発生しているのを見つける事ができます。
よく発見できる場所は、押し入れの中や、クローゼットや箪笥の引き出しの底。場合によっては壁紙自体にカビが浮き上がっている事も少なくありません。
このような場合は、畳の裏や目に見えない壁内にもカビが発生していることが多い為、残念ながら根本的にカビ臭を絶つのは難しく、その場限りの消臭はできますが、イタチごっこになる可能性があります。
たとえ、全面的にリフォーム等行い、新しい建材と内装で仕上げても、建物全体で相当の喚起と除湿を行わないと再発を防ぐ事が難しいです。
・浴室や洗面所
かたや、建物の立地条件はそれほど湿度の高い場所でなくても、部屋そのものが浴室などの傍で、常に湿気が流れ込みやすい場所にある場合は、常に浴室の換気扇を回し続け、風の流れを意識的に作ってやる事で改善できることがあります。
・鉄筋コンクリート造の一階や半地下
木造などに比べて、RC造と呼ばれる鉄筋コンクリート造は気密性が非常に高く、それも1階部分は非常に湿度が高くなる傾向があります。
賃貸物件などで、床がコンクリートにカーペット等を直に張っている場合などは、生活していれば当然発生する室内からの湿気を含んでいられないため、非常にカビ臭が発生しやすいのです。
また、地下や半地下に部屋が位置する場合も同じように湿度をふくみやすい条件です。
■ライフスタイル
生活パターンによってはカビが発生しやすいライフスタイルがあります。
・洗濯物の部屋干し
室内に選択を干す習慣であれば、通常の湿気よりも多くの湿気が室内に充満します。
・窓を閉めっぱなし
日中空気の入れ替えが出来ずにいる場合は、入浴や調理、生活で発生した大量の湿気を帯びた空気が長い時間、そこに留まってしまします。
・ペットを室内で飼っている
ペットのトイレトレーニングが行き届いていなかったりすると、排尿の後にカビが発生している場合があります。
・一人暮らしか共働き
これは、日中室内の空気を入れ替える機会が少ないライフスタイルの方という意味です。新鮮な乾燥した外の空気に入れ替えたり、日中掃除を行っているかどうかでもカビ臭が発生しやすいかどうかが変わってきます。
部屋のカビ臭を消臭する方法
上記に部屋のカビ臭の発生原因をご紹介しましたが、そうそう簡単に引っ越すわけにも行かないでしょうし、ライフスタイルを変える事も簡単ではありません。
そこで、手軽に出来る、部屋のカビ臭を消臭する効果的な方法をご紹介しますね。
■喚起は必須条件です。
但し、換気をするときは必ず屋外の湿度が屋内よりも低い日に行ってくださいね。意外と皆さん逆の日にしていたりします。湿度計を外と室内に置いてみてくださいね。
原因が何であれ、室内の空気を常に循環させてあげる事が出来れば、カビの発生を減らすことが出来ます。
日中、外の空気と室内の空気が入れ替われるように、空気の通り道を作ってあげて下さい。窓は一か所開けただけでは換気できないのです。空気の入り口と出口を作って初めて換気ができますので、可能な限り反対方向の窓も開けてあげましょう。
どうしても窓が開けられない場合は、日中換気扇を回しっぱなしにして、どこかの小窓を開けて空気の流れを作ってあげましょう。
■除湿機は必須
湿度が高い部屋やライフスタイルの場合は、高除湿な性能の除湿器を検討してみてくださいね。
たとえば、洗濯物はどうしても部屋干しという場合、その室内は必ず除湿機をつけましょう。洗濯物もものすごく早く乾きますし、カビ臭もつきにくくなります。
■押し入れや箪笥にはカビ取りくんを置きましょう。
あるのと、ないのとでは全く効果が変わります。安価な物ですので、布団などの湿気とりにも活躍してくれますので常備してみましょう。除湿の効果は低いですが、臭い取りという意味では重層を袋に入れてカビ臭の気になる場所に入れるのも効果的です。
■速発成のアルコールスプレーをカビが発生しやすい場所に噴霧する事で、カビを死滅させ、発生も抑制してくれます。
■重層水で拭き掃除
カビ臭の気になる部屋の掃除は、重層水で拭き掃除を行うと重層が臭いを吸着し、発生の抑制にもなります。
■間違っても室内をカビ〇ラーで拭いたりしない!
水がザーザー流せる浴室でもない限り、室内でカビキラーを使って掃除する事は危険ですので絶対しないでくださいね。
水で洗い流せない室内で、成分が微量でも残るのは健康上とても危険です。
部屋のカビ臭から赤ちゃんを守る
カビは胞子を発生させるので、アレルギーの原因になりますし、大人でもそのような環境で生活するのは健康に良くありません。ましてや、赤ちゃんがいる家庭では、喘息やアトピー、風邪を引きやすくなったり、呼吸器の疾患が出たりしますので、対策は急務を要しますよね。
カビから赤ちゃんを守るには、まず環境を整え、その上で上記で紹介したようなカビを死滅させたり、抑制したりして消臭するようにしましょう。
必要な環境というのは、イタチごっことならいない為にも、カビが発生しにくい環境を作るという事です。
物が雑然と積み重なって置いてあるようなら、そこに埃やチリが溜まり、カビの培養土となってしまいますので、まずは整理整頓。出来るだけ物の数を減らして埃やチリが溜まりにくい環境を意識してつくってあげてくださいね。
窓換気が出来るように、窓の開閉に支障がないか、網戸がきちんとはまっているか、サッシのレールに土や砂が溜まっていないか(土などの誇りもカビの培養土になります)。
そして除湿機を用意し稼働させる。
これらの環境を整える事が出来たら、重層で床や壁、可能な範囲の気になる箇所を拭き掃除し、その後にアルコールを吹きかけてカビを死滅させましょう。
その後は定期的に病院でも使われる「銀イオン水」などの抗菌剤をスプレーすると安心です。
これらの事をすると壁の中や天井裏にもカビが発生しているという場合以外はほとんど改善できますよ!
大変な作業ですが、大切な赤ちゃんの為ですから、ここはひとつ、頑張って環境を作ってあげて下さいね!
まとめ
あのツンとしたすえたカビ臭は、気分も下向きになる上に健康にも大敵です。思い当たる事があれば、是非原因をチェックしてみて、必要な対策と予防を心がけて下さいね。