乳歯生え変わりの順番は?遅いのは問題?歯並び早く矯正したほうがいい?
乳歯の生え変わりの順番ってどうでしたっけ?意外と忘れている乳歯が生え変わる順番と、遅い子の場合は問題があるのか?この時期に歯並びが悪いと矯正したほうがいいのか?の疑問についてまとめています。
乳歯生え変わりの順番は?
皆さん、自分の乳歯がどこから抜けたかって覚えていますか?これ意外にもみなさん覚えていないんですよね。けっこう前歯の上が抜けている子どもの印象が強いのか、上の歯から抜けると思っているママさん多いんですよ(^^)/
でもね、赤ちゃんの時、大抵は下の歯本だけが先に生えてきませんでした?この下の歯でお乳を飲みながら噛まれて痛かった!というお母さんも多いはずです。
この最初に生えた乳歯から抜けてくるのが一般的です。
まず、どのお子さんも必ずすると思うのですが、うどんを歯の隙間から出して遊んだり、「ポッキーが噛めないよ~♪」と言って、下の前歯が抜けたところにポッキーをさして遊びます(*_*)え?うちの子だけ?
ですので、乳歯の生え変わる順番は、下の前歯から始まり、順番に奥へと進みます。上の前歯も、下の前歯が抜けた後に抜け始め、奥歯へと進みますが、上の歯の場合は奥歯よりも犬歯が一番最後に生え変わるんです。一連の流れはたいてい12歳頃までに生え変わりが終わるのが一般的。
抜け始めの時期は早い子ですと5歳から生え変わりが始まるのですが、子供の成長差は本当に大きいので、2年くらいの差はあるものだと覚えておきましょう。
乳歯生え変わりが遅いのは問題?
中には、幼稚園に年長さんになっても、小学1年生にもなって、周りの子供達はみんな乳歯が抜け、生え変わりの時期となっているのに、なかなか抜ける傾向があらわれずに心配しているママさんもいます。
ですが、先ほども記載しましたように、子供の成長は2年くらいの差はあっても当たり前と言われていますので、あまり心配する必要はありません。
私も同じ。次女は成長がのんびりタイプで、歯も幼稚園のクラスの子がほとんど1本、2本と抜けているのに、いつまでたっても歯が抜ける気配がしませんでした。
食事の好き嫌いが多いからかしら・・・?と心配していたところ、ある日突然、、、
「ママ、なんか下の歯が痛いよ」といって、
自分で下の歯を揺らして私に見せてくれました。
それが年長さんのお正月があけたころ。
まだグラグラと大きく揺れるほどではなく、何となく揺れてるかな?といった感じ。
ようやく、「もうすぐ一つ目の歯が抜けるね~!」と声をかけて安心した記憶があります。
それからは、あっという間に、グラグラと揺れてきて、2か月ほどで1本目が抜け、続けてその後1か月後に2本目が抜けました。
ホントに滑り込み?的に1年生になった時点で下の派が2本抜けたんです。もうすぐ7歳の手前でした!
個人差が大きいのでしょうが、その時歯が初めて抜けたというのは幼稚園の年長さんの中では、最後の一人でした~(^^)/
娘の場合は、ただ単にのんびりさんだっただけのようですが、「遅いな~」と思って調べていたので、中には色んな事情で乳歯が生え変わらないといった事があることも分かりました。
下記のような生え変わらない事情に心当たりがるようでしたら、一度行きつけの歯医者さんに相談してみましょう。
【乳歯がなかなか生え変わらない事情】
■成長がゆっくりなタイプ
これは我が娘にも当てはまったのかもしれませんが、のんびりと成長するタイプの子は、乳歯の生え変わりもゆっくりとしている傾向にあります。娘が生え変わったタイミングを考えますと、もともと頭も顎も小さく、乳歯の隙間もあまりなかったのですが、歯がぐらついてきた頃は、頭も少し大きくなり、顔や顎が一回り成長して、歯並びも少し隙間が出来てきていました。乳歯の並びに隙間ができるようになるまで成長して、ようやく乳歯が抜けてくれたという印象です。
■乳歯が抜けないまま永久歯が生えることがある
乳歯がグラグラと揺れてもいないのに、永久歯が生えてきてしまう事がありますが、これは骨の中で乳歯と永久歯の場所がずれてしまって、乳歯の根っこを溶かす事なく、永久歯が出てきてしまうことがあるんですね。このような場合には歯医者さんで抜歯してもらう必要があるので、相談してみましょう。
■乳歯の下に永久歯がない
乳歯の下には普通は永久歯のもととなるものが存在するのですが、中には、元から永久歯がないという先天性欠如となっているお子さんもいます。その場合は、待てど暮らせど、乳歯も抜けませんし、永久歯も生えてこないんですね。この場合も歯医者さんと相談し、乳歯を使い続けるのか?生えてくる隣の永久歯を矯正して歯がない部分に寄せていくのか?を相談して決める事になります。
乳歯生え変わりの時期に歯並びは強制したほうがいい?
歯列矯正のタイミングって、いつがいいのか悩むことですよね。中には早い方がいいとか、永久歯が生えそろってからの方がいいとか、様々な意見があります。
ただ、歯列矯正をする期間だけを考えますと、永久歯が生えそろってから行うよりも、乳歯の生え変わる時期から行っているお子さんの方が、矯正期間が短いようです。
さらに、生え変わりのタイミングに矯正を始めることにより、後から行うより歯を抜くことをしなくてもいい治療方法を選択することも出来たり、矯正の労力が軽減される事もありますので、矯正をする、しない、を含めて一度歯科医に相談してみましょう。
歯列矯正の相談をするタイミングとしては、下の前歯が4本と、上の前歯が2本、永久歯が生えてきたタイミングで、どうも歯並びが悪いんじゃないか?と思われたなら行ってみてもよいタイミングだと思います。
まだ小学生の子供には歯列矯正は不快なものかもしれませんが、歯列矯正に限って言えば、大きくなってからの方が心理的にも思春期を迎えますのでもっと嫌になるものです。
長い目で見ると、小さいうちの矯正は将来にはプラスになるかと思いますので、歯医者さんともゆっくり相談してみてくださいね。
まとめ
子供の成長って、とにかく小さな事でも他の子供と比較しがちですよね。乳歯の生え変わりのタイミングは本当に人それぞれですが、小学1年生になってもまだ抜けない、という場合には、一度歯医者さんにレントゲンを撮ってもらうと、もう少し待っていていいのか?下に歯がないのか?がはっきりとしますので、相談してみましょうね。