精神疾患?自分が正しいと攻撃的に主張する人との付き合い方

   

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036あらゆる事柄について、常に自分の意見や考えが正しい!と攻撃的に主張してくる人がいます。そんな人は精神疾患をかかえているのでしょうか?また、そんな人が身近にいる場合の付き合い方はどうすればいいのか?について個人的な経験をもとにまとめています。

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精神疾患?自分が正しいと主張し攻撃的になる人

あなたの身の回りに、やたらと攻撃的な主張をする人はいませんか?その内容はたいていが『自分の主張が正しい』と強調することにより、相手に従わせようとしたり、意見を変えさせようとしたり、自分が相手よりも上に立とうとしたりするはずです。

 

このようなタイプの人は精神疾患をもっているのでしょうか?
この答えは簡単なものではありません。
人は誰もが自分の常識や、自分の価値観を基準に相手を判断してしまいます。

 

自己主張の強い人間が全て精神疾患であるわけがありません。
もともと、個性として主張の強い人はいますし、テレビの討論番組でもどの評論家も、『自分の主張のほうがいかに正しいか』ということを声高に訴えます。この人たちは決して精神疾患ではありませんよね?

 

では、どのようなタイプの人が問題なのでしょう。
自己主張が強いだけでは問題にはなりません。
それもそのはず、何故なら、相手の違う意見や考えを否定するわけではなく、自分の考えや意見を述べているだけで、どの意見を採用するのかは相手に任せるというスタンスであれば、むしろ有益な意見交換をしているだけですから、害はありません。

 

問題は、

 

■相手の考えや価値観自体を全否定して、自分の考えや価値観だけが正しいと思い込んでいる人。

■相手が自分の意見に同意するか、理解してくれるまで攻撃的な主張を辞めない人。

 

ではないでしょうか。

 

そんな相手が身の回りに存在する場合には、距離を置ける相手ならば、出来るだけ関わらないようにするのが最も簡単な方法です。ですが、そうも出来ない場合が多いのも現実ですね。お店で出会った、やたらと絡んでくる人には、その場を離れればいいですし、それ以降そのお店には近寄らなければいいだけです。

 

ですが、会社の上司や同僚、学校の先生や家族など・・・。簡単に距離をおくことの出来ない付き合いの相手が、上記のような問題のある攻撃性のある主張をしてくる場合どうしますか?

 

相手が精神疾患を患っているかどうか?が問題なのではなく、正常者であろうと、疾患を持っている人であろうと、あなたの存在価値を否定してきたり、あなたの価値観や考えを踏みつけてでも、相手よりも優位に立とうとする行為に、あなたが奴隷のように付き合わなければならないという点が問題なんです。

 

できる対処法としては、

■本当に相手の言っている事が正しいのか?正しいのであればそれを認めてあげてください。自分が正しいと主張をしてくる攻撃タイプの人というのは、自分に自信がない事や、一人では成し遂げられない問題を抱えている場合が多いものです。

 

考えてみてください。

 

「自分の考えが周りに認めてもらえなくても構わない。周りの世界と馴染めなくても、自分の価値観を信じて自分は自分の道を行く」

 

と考える人は相手に同意を強制してきませんよね。
相手は相手の価値観で生きる事を認めていますし、自分は自力で何か事を成し遂げようとしています。

 

ですが、相手に同意を強制してくる人の場合は、相手の同意の意見がもらえなければ一人では事を成し遂げられないか、組織として一つの考えにまとめて動かなければならない場合、家族としてやもしくは職業の選択として同意を得て進めていかなければならなかったりという、しがらみを抱えている場合が多いです。

 

そうであるならば、むやみやたらにあなたを攻撃しているのではなく、自分の辛い立場を理解してほしい、その上で一歩踏み出すためにもあなたの同意を得たいという気持ちの表れがあるのではないでしょうか。

 

どのような言葉で攻撃的に話してくるのかによっても、なかなかあなたから同意する言葉をかけにくいかもしれません。ですが、まずは

 

「あなたの考えや意見はよく分かります。」
「そんな考え方もありだね」
「自分には思いつかなかった考えだ。それもいいね。」

 

というように、相手の考えや意見をいったん受け止めてあげるようにしてみてはいかがでしょうか。人は自分を受け止めてくれた場合には攻撃はしにくいものです。どうしても考えに相違がある場合には、まずはその考えを認めて、その上で相手の価値観と、自分の価値観が違う事を話すようにしましょう。

 

あなたの価値観や思い、相手の価値観や思いに妥協点が見つからない場合には、残念ながら相手と距離をおく選択もありです。人間関係において、もっとも大きなストレスとなるのは、相手を変えようとする事と、相手の要求に応じて自分を変えようと試みても変えられない事ではないでしょうか?

 

人は攻撃されたからといって変わるものではありません。『北風と太陽』の話と同じで、攻撃されると相手はより自分をまもろうとして、考えや価値観をそのまま死守します。逆にプラスな言葉をかけられたり、肯定的な言葉をかけられると、相手に少し寄り添ってみよう、相手のやり方や考え方を取り入れてみようと思うものです。

 

お互いに歩み寄る余地がない場合には、お互いのためにも距離を置くことはけっして悪い事ではないはずです。人が離れる事により攻撃的な人はさらに自己嫌悪から周囲にあたりちらす可能性はありますが、自分を振り返る機会ともなるはずです。

 

お互いに眉間に皺を寄せながらの付き合いを続けていても、何も産み出す事はできません。むしろ人やお金や運などの全てがマイナスの方向に引きずられていきます。

どうしても歩み寄れない場合には、思い切って相手と離れられる方法を考えてみてはいかがでしょう。

まとめ

身近に攻撃的な主張を繰り返す人がいる場合の、あなたが抱えるストレスは本当に大きなものです。自分は大丈夫だと思っていても、風邪をひきやすくなったり、免疫力が落ちたりして病気に罹りやすくなったりします。もしもそんな症状に思い当たる場合には、あなた自身も精神のバランスを崩してしまっている恐れがあります。可能であればカウンセリングや電話相談、メンタルクリニックなどを訪ねてみましょう。

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