ランドセル再利用して財布にする?寄付もできるけど捨てる?
2016/03/24
6年間もの長い間、ほぼ毎日、雨の日も雪の日も、照りつく太陽の日も体と一体となって小学校へいっしょに通っていたランドセル。
卒業をむかえ、彼らの役目は終えましたが、居場所はありますか?
居場所を作ってあげませんか?
人も物も同じで、誰かに必要とされればまた頑張れます。まだまだ元気なランドセルなら、新たな役目を与えてあげませんか?
ランドセルを再利用して財布にできる
6年間ほぼ毎日酷使されてきたランドセルなのに、大抵のランドセルはキレイなままだとよく聞きます。男子と女子とでもその酷使のされ方に程度の差はあるでしょうが、おさがりで使っていたのでなければ、まずボロボロという事は少ないはずです。
それなのに、まだまだキレイなランドセルがゴミステーションに捨てられているのを目にした事があります。
何だが、まだまだ働けるのに解雇されたサラリーマンを想像してしまいました・・・。
必要とされれば人も物も命が宿りますので、行き場のなくなったランドセルに新しい役割を与えて欲しいな~と思い、再利用の方法をご紹介したいと思います。
まず最も再利用法としておススメなのは、ランドセルをリメイクして財布に作り変える選択肢です。
少し前までは、ランドセルのリメイクといえばミニチュアランドセルでしたよね。もちろんこれも素敵ですが、飾りとしてよりは、実用的で普段からガッツリと使用する物こそ、あの頑丈なランドセルにはピッタリで、ランドセル自体が喜びそう!と感じるから。
6年間ランドセルを背負っていた本人が使う物として、中高生頃の誕生日祝いとして贈ってもいいし、成人式のサプライズの贈り物としても素敵。
中には、ランドセルを買ってくれた祖父母へのプレゼントとして贈る方もいるようです。
私なら、自分の使っていたランドセルがまだあったら、是非ともマイ財布に作り変えたいです!
様々な工房がランドセルリメイクを手がけていますが、一押しはランドセルリメイク工房のSNAKER-HandiCraft- 革製品専門店。子どもを持つ主婦ならではの発想と、良心的な価格、全てがママ友ネットワークの心温まる手作り感があるのに、大人でも手にしたい財布やキーホルダー、スマホケースなどをランドセルからリメイクしてくれます。
ランドセル1つから最大5つまでリメイク商品を加工してくれて一律20,000円。(2016年3月20日現在※大人気なうえ、全て手作りの為、納期が1年~2年))
伊勢丹新宿店や日本橋三越店にも受付窓口があります。
・ランドセルリメイク工房SNAKER-HandiCraft
http://snaker-h.webnode.jp/
使われなくなった、まだキレイなランドセルがあれば、もう一度お財布として、ペンケースとして、新しい役割を与えてあげると、子供もランドセルも感無量じゃないでしょうか(^^)/
ランドセルの再利用として寄付を考える
ランドセルの再利用方法として二つ目にご紹介したいのが、寄付をするという事。
日本の丈夫なランドセルは、国内の福祉施設だけではなく、海外の途上国などでは大変重宝されているのです。机や椅子のない途上国の学校では、日本のランドセルは机がわりにもなり、そのランドセルの上で書き物をしていたりします。
寄付の方法は、二つあります。
1★公益財団法人ジョイセフを通じて主にアフガニスタンに贈られます。ランドセルを寄付したい方からの回収期間が毎年春に行われますので、希望される方はホームページで確認してみて下さいね。ちなみに2016年は3月10日~5月31日の間です。
注意していただきたいことは、アフガニスタンへ贈るランドセルは宗教上の理由で、ブタ皮を使用したものはたとえ一部であっても送れません。よくランドセルの裏蓋地に使われているので、確認方法などもホームページでチェックしてみて下さいね。
費用:1800円
https://www.joicfp.or.jp/jpn/donate/support/omoide_ransel/
2★国際社会支援推進会ワールドギフトを通じ、国内、海外の途上国で再利用されます。途上国では、日本のランドセルは通学の為でなく、子供たちのマイバック(宝物)として大切に使われ、弟妹、地域の子供たちに譲られていき劣化して使えなくなるまで長期間使われます。修理が少し必要なランドセルでも再利用してくれます。
また、ワールドギフトなら、ランドセルのみならず、不要となった古着や人形、ぬいぐるみにオモチャや雑貨なども支援物資として引き受けてくれますので、家庭内の様々な物を同時に寄付する事が出来るのも利点です。
費用:120サイズ以下30㎏以下 2400円~
http://world--gift.com/kihu/schoolbag-1.html
ランドセルを捨てる
最後の選択肢はやはり捨てるという事。上記の再利用方法は全て費用が多少かかりますね。現実問題としては、ランドセルを再利用される方よりも、捨てている方の方が圧倒的に多いでしょう。
ですが、もし、このような再利用法がある事を知っていただけていれば捨てられずにすんだランドセルもあるのではないかと思います。
それでもやっぱり、捨てるしかない。という事でしたら、せめて、『ありがとう』『ご苦労さまでした』という思いで、役目を終えさせてくださいね。
わが町では燃えるゴミですが、自治体の分別方法に従いましょう。
まとめ
役目を終えたランドセル。
本当に役目を終えたのかな?
まだ役に立てる場所があるんじゃないかな?
まずはあなたの傍で新しい役割を与えられる事が一番の幸せ。その次は、ランドセルを必要としている別の人のもとで役割を与えられる事も幸せ。
必要とされるから頑張れる。人もランドセルも一緒ですね。