家庭菜園トマトを冬に育てる方法と室内栽培に必要な受粉とライト

      2016/03/19

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家庭菜園の夏の代表野菜でもあるトマト、トマトって年中サラダに使うし、冬でも育てられたらいいのに・・・と思いませんか?
そんなトマトの栽培を冬でもしてみたいと考える方に、一般家庭でもできるトマトの冬の栽培方法と、管理のコツでもある受粉とライトについてご紹介します。

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家庭菜園でトマトを冬に育てる方法

夏の家庭菜園の収穫最盛期でもある7月8月に、沢山の実をつけるトマト。お庭の一角や小さな農園では次の作物の準備があるので、大抵は実がまだなっているのにトマトを撤去せざるをえませんよね。

でも冬も自分で育てたトマトを食べたいな~って思われるなら、この先をじっくりと読んで参考にしてみて下さいね。

まずは、トマトが育つためには温度と光が絶対に必要である事。
トマトに必要な温度は20℃~30℃くらいで成長し、結実します。
ですので、家庭菜園では殆どの場合が露地栽培ですので、越冬することはまず不可能です。

ですが逆に、この温度が確保できる環境を用意できるのであれば、冬にトマトを育てる事ができます。トマト農家さんがビニールハウスで重油を沢山つかいながら温度管理をして生産しているのと同じ事です。

【一般家庭で現実的に出来る方法】

1★:日光がサンサンと当たるサンルームを持っていて、そこで加温が出来る環境である事。

もしくは

2★:日中半日以上の日光が当たり、常に暖房の効いた室内の窓辺にトマトを置くスペースがある。

※この場合、夜間であっても10度を下回らない
環境であることが必要です。

【管理人が成功した冬にトマトを育てる方法】
ちなみに私は、2★の環境である南向きのダイニングの掃き出し窓のそばで育てています。

 

2015-11-083一つは、夏の終わりに種を蒔いたミニトマト(アイコ)で10月の終わり頃から室内に移動させ、11月には実をつけました。

2016-01-24 09二つ目は、夏の終わりの露地栽培で樹勢旺盛だった大玉トマトのワキ芽を切り、水の入ったバケツで根を出させてから11月頭にダイニングの窓辺に設置すると、1月半ばには大きな実を実らせて3月になった今でも4段目の実が膨らみ、時々食卓を楽しませてくれていす。

【管理人の冬トマト栽培の温度環境は?】
ダイニングの室温は早朝暖房を入れて日中は22度くらい。
直射日光の当たる窓辺は晴天時はもっと温度が上がっています。夜間は窓のシャッターを下ろし、カーテンなどで冷気を遮断し、13~15度ぐらいの環境です。

【ちょっとした管理のコツ】
植物は二酸化炭素が大好きですよね。もちろんトマトだって。
トマトをリビングやダイニングなどで栽培するさいは、暖房機器はエアコンよりも石油ストーブのほうが植物が元気なようですよ!

常にヤカンを置いてお湯による加湿もできますし、二酸化炭素による効果か、冬場の花落ちが少なくなって実付きがよくなりました。

トマトを室内栽培で受粉させる方法

トマトの花が咲いたら、受粉させなければならないのか?

夏場にお庭や農園でトマトを栽培しているさいには、受粉を気にする事はないかもしれません。

トマトは1株で実をつけるタイプの野菜ですので、露地栽培で風や虫により受粉が可能な環境であれば、ほっておいても大丈夫です。

ですが、冬にトマトを栽培するために、室内で栽培管理をするとなると、風も、虫もやってきません。なので、確実に受粉させるために特に一段目の花は人工授粉させましょう!

【人口受粉の方法】

・花が咲いた時を見計らって、指で花を揺らしたり、弾いたりして受粉させる。あまり強くして花を折ってしまわないように気をつけます。

・筆や綿棒で花の中心に筆を入れて受粉させる。

・ホルモン剤を噴射する(トマトトーンというホルモン剤があります)

上記のいずれかの方法で一段目の花を確実に受粉させる事で、樹ボケという、実がならずに茎や葉っぱばかり伸びてしまう事を避ける事ができますよ。

トマトの室内栽培にはライトで日照不足を補う

トマトは20℃~30℃くらいの気温で成長し結実しますが、日光が大好きなので、いくら暖かくても日光が当たらない場所ではしっかり育ちません。

ですので、暖かいリビングだからといっても、例えば庇の出が長く、日中直射日光が当たる場所がないのでは、室内のトマトは上手に育たないのです。

私の場合は、日中の朝9時半ごろから午後3時くらいまでは何とかトマトに日光が当たりますが、その前後は窓枠に遮られて、日光が当たらない事と、毎日晴天というわけにもいかず、冬場の雪雲などの曇りが続くと日照不足になり、トマトも元気がなくなります。

冬至の頃には最も日照が足りずに、トマトの葉色が薄くなり元気もなくなってきたので、小ぶりではありますが植物用のライトを使用します。

2016-01-21これは『植物用のLEDライト』と呼ばれるもので、実際に植物のプラント工場などでも使われています。

私はこの『植物用のLEDライト』を曇りの日と、晴天の日でも起床した6時前後から8時頃までと、室内に入り込む日光が陰る午後4時くらいから6時くらいまでを在宅時にはつけるようにしています。

光が当たる事でトマトの日照不足が多少解消されて、葉色も濃くなってきますよ。

冬場に室内でトマト栽培をと計画される方は参考にしてください。

まとめ

家庭菜園夏野菜の人気者であるトマトも、タップリと日光の当たる暖かい室内であれば冬に栽培することが可能です。
ただ、室温や日照が天候に左右されてしまうので、元気に育てる為には、日中は20度以上で夜間でも10度を下回らない環境を用意し、日照不足を補うために植物ライトを併用させたり、人口受粉を行う事で、一般家庭でも冬のトマト栽培を楽しめますよ(#^^#)

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